泉房穂氏、都知事選・石丸伸二氏の躍進に見解「細かい政策よりイメージや勢いで投票する有権者も多い」

 兵庫県明石市の前市長で弁護士の泉房穂氏が8日、自身のX(旧ツイッター)を更新。7日投開票の東京都知事選で、3選を果たした現職・小池百合子知事の“次点”となる2位に躍進した前広島県安芸高田市長・石丸伸二氏について、自身の見解をつづった。

 泉氏は、同日夜に放送されたフジテレビ系「Mr.サンデー」に生出演し、石丸氏について「勢いがありましたね」と指摘。小池氏や当初は“対抗”とみられた前参院議員の蓮舫氏に比べて、石丸氏には「まっさら」という新鮮なイメージがあったとの感想を述べた。

 泉氏は、こうした発言をまとめたネットニュースをX投稿でも引用。「“知名度”も重要だが、“イメージ”や“勢い”も重要。“知名度”では2人が圧倒しているが、2(人)とも“古いイメージ”。その点、石丸氏は“知名度”はそこまでなくても、“新しいイメージ”。最後は“勢い”にも乗った。」と躍進の要因を分析。その一方で「細かい“政策”よりも、“イメージ”や“勢い”で投票する有権者も多い…」と問題点も指摘した。

 泉氏は5月20日付のX投稿で、石丸氏が1期で次期市長選に出馬せず、都知事選への出馬を表明したことに言及。「東京都知事は、都民と東京のためにベストを尽くす立場であって、地方のための立候補は違うと思う。明石市長として3期12年間、明石市民と明石のために全身全霊を捧げてきた者としては、1期目の途中で投げ出すことも疑問だ。安芸高田市の市民は納得しているのだろうか」と、同じ地方行政の長を経験した立場から自身の見解をつづっていた。

 その石丸氏の市長辞職に伴う安芸高田市長選も7日投開票され、無所属新人の元郵便局長・藤本悦志氏が初当選を確実にした。藤本氏は市議会との対立を繰り返した石丸氏の政治手法を批判していた。

(よろず~ニュース編集部)

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