近所に空き家有り 意外に多かった!影響があるは23.7%「ごみが散乱」「虫が湧く」「火事・倒壊」
空き家は持ち主の親族だけでなく近隣住民にとって無視できない問題です。「不動産を相続したけれど、誰も住む予定がなくて空き家になってしまっている」というケースも、珍しくないのではないでしょうか。株式会社NEXERはこのほど、株式会社ニーズ・プラスと共同で全国の男女1000人を対象に行った「空き家の印象」に関するアンケート結果を公表した。
住まいの周辺に空き家があるかについては、52.7%と半数以上が「ある」と回答。何年くらい空き家のままなのか、分かる範囲で聞いたところ、「5~10年未満」が25.6%でトップ、「2~5年未満」が24.9%で続いたが、あわせて30%以上が「10年以上」放置されているようだった。
あなたの住まいの周辺に空き家があることで悪影響はあるかに関しては、「ある」が23.7%。具体的には「ごみが散乱する」(30代・女性)、「虫が湧く」(30代・男性)、「火事・倒壊」(30代・女性)、「周辺が暗い感じがする」(40代・男性)、「飛散物で迷惑をかける恐れがある」(40代・男性)、「コウモリや小動物が住み着き、排泄物などのにおいがする」(40代・男性)、「不衛生で、野良猫等のすみかになっている」(40代・男性)などが挙がった。
空き家に対するもっとも大きな印象として35.4%と3割以上が「もったいない」と感じている。主な理由として「お金使って建てたのにもったいないと思ったから」(10代・女性)、「空き家を効率的に活用することによって更に社会が良くなると思うから」(10代・男性)、「家がなくて困っている人もいるのに、だれも住んでいない家があるのはおかしい」(20代・男性)、「リノベーションして何かに使うか、撤去して別の施設に活用した方がいいと思う」(30代・女性)などがあった。
今後する可能性がある相続の対象に、空き家になりそうな不動産はあるかでは、17.7%と2割近くが「ある」と回答。何年くらい空き家のままなのか、分かる範囲で聞くと「1年未満」が28.8%でダントツだが、あわせて3割が「10年以上」空き家のままという結果だった。
(よろず~調査班【ライフ】)