堀江貴文氏、石丸伸二氏の「ルサンチマン」を指摘した作家に苦言「捻じ曲がってて、どうしようもないな」
実業家の堀江貴文氏が12日、自身のX(旧ツイッター)を更新。東京都知事選で次点となって注目されると同時に、そのメディア対応が賛否を呼んでいる前広島県安芸高田市長・石丸伸二氏について、同じ1982年生まれの作家が石丸氏の人物像を描いた投稿に苦言を呈した。
テレビやラジオ番組のコメンテイターとしても知られる作家の古谷経衡氏が11日付X投稿で「私と石丸伸二は同い年(41歳)で地方出身、(恐らく)青春時代暗くてモテなかったのだろう、という部分において、同情と恐怖を覚える。怖さとは、一歩間違っていたら、私も石丸や石丸の支持者のようになっていたかもしれないという点だ。 具体的な知識はないが、暗かった青春時代を見返したい。承認されたい、注目されたい。でもその実力はない。だから注目されるためには選挙に出るしかない。私も20代のころ、30過ぎて作家になれなかったら、地方議会選挙に出馬しようと本気で考えていたころがあった。それしか、合法的に世に出る手段がないのだ。本当に同族を見ているようで恐怖を感じる。」とつづった。
堀江氏は、この古谷氏の投稿を引用し、「こいつ、石丸さんが間違ってる前提なの笑える。めちゃくちゃ捻じ曲がっててどうしようもないな。」と一笑に付した。堀江氏の投稿に対し、フォロワーからは「スカッとしました」などと同意する声が続き、中には「それぞれの視点があるからこそ、議論が深まるんですね」と俯瞰(ふかん)した意見もあった。
古谷氏は11日付のXで石丸氏について連続投稿しており、堀江氏が引用したのはその一部。古谷氏は「石丸伸二氏の本を二冊読んだが、高校・大学時代の話はほとんど書かれていない。書かなかったのではなく、書けなかったのだろう」と指摘し、「嫉妬と怨念とルサンチマンに塗れた青春時代から、大人になって今ようやく注目されたときの高揚感と興奮と自意識が満たされている感じ。あらゆる言動から、彼の虚無が手に取るようにわかる」などとつづっていた。
「ルサンチマン」とはフランス語で、“弱者”である自分にとって“強者”と思う相手に対して抱く怨恨や憎悪、嫉妬などの感情を指す。キェルケゴールやニーチェといった19世紀の哲学者がこの言葉を用いており、哲学用語として一般的に使われるようになった。
(よろず~ニュース編集部)