「DXTEENになれて良かった」谷口太一&大久保波留 初ワンマンツアーの裏側で…母の涙と先輩の賛辞

 6人組グローバルボーイズグループ「DXTEEN」が1stアルバム「Quest」を17日に発売する。2023年5月にデビューし、2年目を迎えた6人。5~6月にかけて初のワンマンライブツアーを敢行し、3都市4公演を見事に走りきった。メンバーの谷口太一(22)と大久保波留(20)がこのほど、よろず~ニュースのインタビューに応じ、2年目を迎えた心境、初のワンマンライブで見た景色を明かした。

  ◇  ◇

 -デビューから1年。初のワンマンライブツアー「2024 DXTEEN 1ST ONE MAN LIVE TOUR ~START OF THE QUEST~」を走り切り、1stアルバムの発売も控える今の心境。

 谷 口「このアルバムでまた一からスタート。DXTEENも、僕自身も、新しい自分を見つけながら、いろんなことに挑戦していきたい。たくさんのイベントに出演させていただく中で“DXTEENらしさ”を見せることができたのは良かったですけど、(2年目からは)僕たちの新しい姿をたくさんの方に見せていけたらと思います」

 大久保「ワンマンライブでは『初心に戻る』というか…『これをやりたかった!』と思えるステージができたので、その感覚を離さないまま2年目もパフォーマンスしていけたら」

 -2年目に見つけたい「新しい自分」とは。

 谷 口「今までの楽曲のイメージは『爽やか』『青春』をコンセプトにしていたんですけど、もっと個々のダンスが活きる、個性が出しやすい楽曲になっていくと思います。ワンマンライブでは個々に注目したステージもやらせていただいた。そこで自分の魅力を出すことで、初めて気づくこともあると思いますし、これからライブや新しい楽曲をリリースしたり、その準備期間で新しい自分を探せればいいと思います」

 -デビュー直前は「自分たちにしか出せないフレッシュさ」を出していきたいと語っていた。そこに心境の変化は。

 大久保「この1年間でDXTEENを知らなかった人たちに『こういうグループだ』というのを印象付けられた。今のDXTEENには『爽やかさ』『フレッシュさ』があると思うんですけど、そこを振り切れるようになりたい。DXTEENの“色”はこの1年で見せられたと思うので、これからはどういうパフォーマンスが一番僕たちに合うのか見つけていかないといけない。『DXTEENといえばこれだから、ずっとこれをやり続ける』だと可能性が広がらないので、違うジャンルに挑戦しながらも僕たちが一番輝ける姿を見つけていきたいです」

 谷 口「自分たちはどういう楽曲を見せていきたいのか、それを改めて話す機会が(ワンマンライブツアー終了後に)あったので、『探究していきたい』という話はグループ全体の認識として持っています」

 -ワンマンライブでみた景色は、どのようなものだったか。

 大久保「これまで大きな会場でパフォーマンスさせていただくことはあっても、その全員がNICO(ニコ:ファンの呼称)という状況はなかったので、こんなにたくさんのNICOがいるんだという実感ができたことによって、少しずつ着実に成長していると思えました。NICO1人1人の声も力になって、いつもの何倍も力が出て楽しかったし、温かい僕たちだけの空間だったかなと思います」

 谷 口「ワンマンだからこその熱量がNICOの皆さんにもあった。楽しみに見に来てくださったと思うので、その違いは大きかったと思いますね」

 大久保「(ワンマンツアー初日、大阪での公演後は)メンバーの目の色が変わりました。みんな目がキラキラしていて、1人1人が『DXTEENになれて良かった』『アーティストになれて良かった』と思えた顔をしていた気がします」

 谷 口「ワンマンに対するモチベーションがより高まった感じがしましたし、すごくいいスタートだったと思います」

 -同じ事務所の先輩(JO1、INI)や家族からの言葉で印象的だったもの

 大久保「JO1の豆原一成くんが(東京でのワンマンライブを)見に来てくださって、本番前後に楽屋あいさつに来てくださった。その時に気持ちのこもった『良かったよ』という言葉をいただいた。『僕たちのパフォーマンスをどう感じるのかな』という気持ちもあったので、その言葉をもらえたおかげで『僕たちもJO1さんのようにもっと大きい会場でできる』と感じました」

 谷 口「学生の頃からお母さんと好きなアーティストのライブを見に行っていたので、憧れたステージの上で僕がパフォーマンスしている姿を家族に見せることができたのが嬉しいことでした。(母は)あまり褒めてくれるタイプではないんですけど、(大阪でのワンマンライブを)見に来てくれた時、すごく感情的に『めちゃめちゃ良かった』と言ってくれて…。僕たちがパフォーマンスをしている姿を見て(母が)泣いていたというのも家族から聞いていたので、やってきて良かったなと思いました」

(よろず~ニュース・藤丸 紘生)

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