俳優の中村靖日さん急死 51歳、急性心不全「透明感がある稀有な存在の役者でした」所属事務所が発表
俳優の中村靖日さんが10日、急性心不全で急死したと、所属事務所のZAZOUS(ザズウ)が公式Xで発表した。51歳だった。
同社は「急な訃報にご親族並びにスタッフ一同、未だ現実を受け止めることができない状況でございます」と、突然の出来事に戸惑いを隠せない様子をつづった。
また「ご親族の意向により、通夜ならびに葬儀につきましては、近親者のみにて執り行いました。未だご親族も悲しみの渦中におります、どうかお気持ちに寄り添っていただき、ご弔問等はご遠慮くださいますようお願い申し上げます」と伝えている。
中村さんは、武蔵野美術大学在学中より自主映画制作に関わり、演技活動を開始。以降、映画「ざわざわ下北沢」(2000年)、「ジョゼと虎と魚たち」(2003年)に出演、内田けんじ監督作「運命じゃない人」(2005年)で主演を務め、一躍注目を浴びた。
NHK朝の連続テレビ小説では「ゲゲゲの女房」「ごちそうさん」「エール」「舞いあがれ!」などに出演。名演ぶりを発揮していたほか、数多くの作品でバイプレーヤーとして活躍していた。
<ZAZOUS 公式全文>
弊社所属の中村靖日が2024年7月10日に急性心不全にて急逝致しました。
急な訃報にご親族並びにスタッフ一同、未だ現実を受け止めることができない状況でございます。大変残念でなりません。
ご親族の意向により、通夜ならびに葬儀につきましては、近親者のみにて執り行いました。未だご親族も悲しみの渦中におります、どうかお気持ちに寄り添っていただき、ご弔問等はご遠慮くださいますようお願い申し上げます。マスコミの皆さまにおかれましても、ご親族にご配慮頂きますよう切にお願い申し上げます。
中村靖日は、歳を重ねて来ても清く透明感がある稀有な存在の役者でした。
役者として多くの作品に恵まれましたこと、故人にかわり御礼申し上げます。
生前に皆様から賜りました多大なる応援とご厚情に深く感謝し、哀悼の意を表するとともに謹んでお知らせ申し上げます。
2024年7月14日
有限会社ザズウ
(よろず~ニュース編集部)