泉房穂氏、石丸氏の「一夫多妻制」発言に「理解を超えた方」、塩対応“戦略”には「政治家としてどうか」

 兵庫県明石市の前市長で弁護士の泉房穂氏が14日夜に自身のX(旧ツイッター)を更新。同日放送された読売テレビ「そこまで言って委員会NP」で共演し、激しい討論を交わした前安芸高田市長の石丸伸二氏についての見解を連続投稿した。

 同番組で、日本の将来を危惧する案件として「人口減少」を挙げた石丸氏は具体的な対策を問われると、「いまの社会の規範では無理」とした上で、「例えば、一夫多妻制を導入するか、遺伝子的に子どもを生み出すとか」と発言。スタジオを驚かせた。その違和感を示す空気を読んだ石丸氏は「でも、今は無理。(発言した一夫多妻制などを)やろうと思ってない」と軌道修正しながら、「社会が変わるのは100年、200年、日本だと300年はかかるかもしれない」と、「300年」のスパンで将来を見ているというスタンスを示した。

 泉氏は14日付のXで「人口減少対策として、最初に挙げたのが『一夫多妻制』とは驚いた。その次が、『遺伝子的に子どもを生み出す』との政策。それを『300年』かけてつくると熱弁。」と番組内での石丸氏の発言を要約し、「それを都知事になってやろうとしていたのだろうか。 ある意味、“理解を超えた方”であることは間違いない…」と評した。

 「一夫多妻制」といった表現について、あくまで“極論”であり、仮定の話であることを石丸氏は補足したが、そうした言葉のチョイス自体が視聴者や動画配信を見たネットユーザーらを驚かせ、Xでは「一夫多妻制」というワードがトレンドになった。

 さらに、番組内で泉氏と石丸氏は市長時代の子育て支援についても激論を交わした。石丸氏が「安芸高田市の子育て支援はそんなに明石市と遜色がない」と話すと、泉氏は「全然違いますよ。それはデマですよ」と反論。そのやりとりを報じたネットニュースを添付し、泉氏は同日付のXで「誤解なきようにお願いしたいが、特に論争をしたいわけではない。1期4年足らずで、実績を残すことは難しい。3期12年かけてやってきた明石市と一緒というのが違うと指摘したかっただけだ。政策やビジョンについても、特に考えていないなら、正直にそう言ったほうがいい。」とつづった。

 また、都知事選後、メディアへの“塩対応”が物議を醸したことについて、石丸氏が「戦略的に考えた結果がこのスタイル」と語ったことを受け、泉氏は同日付Xで「開票特番での対応に関して、『相手の発言に忖度したり、おもねいたりして好感度を上げていく方法は今後もとらない』との発言だったが、忖度やおもねるといった問題ではなく、質問にまともに答えず、マウントを取ろうとする姿勢が政治家としてどうかと問われているのだと思う。」と指摘した。

(よろず~ニュース編集部)

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