右腕切断の元近鉄・佐野氏、左投げの“ぴっかり投法”目指す「みんなに笑顔になってほしい」
元プロ野球・近鉄、中日投手の佐野慈紀氏が17日、自身のブログを更新。大きな目標のひとつして年末に行われる学童軟式野球の全国大会で左投げでの“ぴっかり投法”を披露することを掲げた。佐野氏は糖尿病の影響で感染症が悪化したため、5月1日に右腕の切断手術をしたとブログで報告。術後の経過などをつづっている。
「昨日は主治医による右腕の診察 概ね順調には来ているみたい。ほっとはしたかな」と投稿。「ただ傷口の深い所に微妙に注意を払わないといけない箇所があるのでもう少しこの右腕に頑張ってもらいましょう。リハビリもゆっくりではあるが強度も上がってきている。心臓の事があるので無茶は出来ないが一歩一歩前進やね」と記した。
また、年末に開催される「第18回学童軟式野球全国大会ポップアスリートカップ 星野仙一旗争奪 決勝リーグ」で左投げの“ぴっかり投法”披露を大きな目標のひとつして掲げた。振りかぶる時にキャップを落とす、お約束の持ちネタ。
「左投げでぴっかり投法は大きな目標のひとつ。今年も12月に行なわれる第18回学童軟式野球全国大会星野仙一旗争奪ポップアスリートカップは第3回から携わらせて頂いてる。大会に参加してくれたチームはもちろん決勝リーグは地方大会から勝ち上がってきた14チームが全力プレイで戦ってくれる素晴らしい大会とおもっている。その大会で是非とも子供達の前でぴっかり投法を披露する。元気な姿を見せてみんなに笑顔になってほしい」と思いを明かした。
「それがモチベーションであるのは確かだ。野球人にとってマウンドに上がる事が何よりの喜び。いつまでもワシは投手でありたい。結果的にこんな体になったけど まだまだ生きる希望を持って前を向く。絶対に再発はさせない。体に耳を傾けながらね。皆さんもどうかご自愛ください。糖尿病は恐ろしい。健康第一 みんなかがや毛~」と前向きに締めくくった。
(よろず~ニュース編集部)