ゴジラや東宝特撮に特化した「ワンフェス」にレジェンドやカリスマ登場 人気芸人が見た驚きの風景
組み立て式の模型「ガレージキット」を展示・販売するイベント「ワンダーフェスティバル 2024 Summer」が28日に千葉・幕張メッセ国際展示場で開催された。今年、東宝映画で初公開された1954年から誕生70周年を迎えた「ゴジラ」に特化した「東宝特撮」の企画もあり、好事家らに注目された。大のゴジラマニアである芸人でコラムニストのなべやかんが現地を訪れ、その様子ををリポートした。
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7月28日、幕張メッセで世界最大の造形祭典『ワンダーフェスティバル2024夏』が開催された。
テーマ『東宝特撮』という事もあり、ワンフェス創始者・宮脇センム直々「今回は特撮関係が盛り上がるので楽しみです」とメッセージをいただいたので行く前からワクワクしていた。会場に入ると、至る所にゴジラ、ゴジラ、ゴジラ!ゴジラにこの身を捧げている自分にとって最高の空間。ダンボールの巨大メカゴジラがいたり、各メーカーが東宝怪獣を発売している。そして、それらを集めて展示しているエリアがあり、商品横にメーカー名とブース番号が書いてあるので、お気に入りが見つかれば直接ブースに行く事もできるのでとても分かりやすい。
ゴジラのガレージキットと言えば酒井ゆうじさんが有名でカリスマ的存在。ハリウッドのアカデミー賞で『ゴジラ-1.0』がオスカー賞を受賞した時、山崎監督が持っていた金ゴジラも酒井さん作。そんな酒井さんは、私の事を「シン君」と呼ぶ。
酒井さんに出会ったのはソフビメーカー・M1号の西村さん宅だった。酒井さんがガレージキット界にデビューする前で自分は中学か高校生だったと思う。当時、酒井さんはモスゴジの頭を作っていて、西村さん宅にアドバイスをもらいに来ていた。自分もモスゴジ大好きで研究していたので、生意気にも酒井さんに色々と意見を言わせてもらったりした。今考えると恐ろしいね。
ワンフェスで酒井さんに会い、写真を撮りましょうと言うと「やっぱりモスゴジだよね」と言われ、モスゴジ前で写真を撮る事に。モスゴジ繋がりは今も健在だ。様々な東宝特撮関連がある中で驚がくしたのが、初代ゴジラの大戸島でのシーンに登場した神楽のフィギュア。ここまでやりますか!資金切れで購入を諦めたが、帰宅後「失敗した」と落ち込んでしまった。こういった細かすぎるフィギュアこそ買っておくべきだった。
東宝特撮以外ではゴジラの聖地・TOHOシネマズ 日比谷で上映中のアナログ怪獣映画『カミノフデ』のブースがあったり、科特隊のフジアキコ隊員役の桜井浩子さんの新刊のサイン会があったり、隅々まで充実していた。特撮繋がりでいうと11月9日にウルトラマンスーツアクター・古谷敏さんと仮面ライダー1号・藤岡弘、さんのトークショーが行われ、その前売りチケット販売もしていた。この夢のトーク対決、司会は汚れ師匠ことイジリー岡田さんと私・なべやかんである。こちらも皆さん期待してね!
(コラムニスト・なべやかん)