ひろゆき氏、五輪女子ボクシングの“性別騒動”に「女性の機会奪う」、一方で「事実誤認」の指摘も
2ちゃんねる創設者で実業家のひろゆき(西村博之)氏が1日夜、自身のX(旧ツイッター)を更新。同日に行われたパリ五輪のボクシング女子66キロ級2回戦で、昨年の世界選手権では性別適格性検査に不合格となりながら五輪出場を認められた選手が圧勝し、国際的な議論になっていることを受け、自身の見解をつづった。
パリ五輪のボクシング女子には、昨年の世界選手権の性別適格性検査で不合格となった66キロ級のイマネ・ケリフ(アルジェリア)と57キロ級のリン・ユーティン(台湾)の2選手が前回の東京五輪に続いて出場。ケリフと対戦したイタリア人選手は開始46秒で棄権し、その体格差などが伝わる動画がSNSでも拡散されて物議を醸した。リンは2日の2回戦で初戦を迎える。
ひろゆき氏は「元男性が、女子オリンピックボクシングに参加。元男性の余裕勝ち。」とした上で、「トランスジェンダーは、トランスジェンダーであって、女性ではない。女性の大会に元男性を参加させるのは、女性の機会を奪う」などと持論を展開した。
ひろゆき氏の投稿に対し、コミュニティノートで「ケリフ選手がトランスジェンダーというのは事実誤認です。『人はXYかXX染色体のどちらかを持つ』と誤解されがちですが、実際にはDSDsと総称する疾患で、例えば『生まれつき見た目も自認も女性だが、染色体だけがXY』という人も存在します」「同選手の資格認否はジェンダー問題ではなく、DSDsによる体質的なホルモン値の問題です」などという解説が付いた。
フォロワーからも「この方は生まれた時から女性器を持った女性ですが、染色体が男性のXYなため、元男性を疑われました。つまりトランスジェンダーとは少し違います」といった指摘もあった。その一方で、一般論として「多様性の時代だけど、男性、女性、ジェンダーで分けるしかないと思う」という声も続いた。
(よろず~ニュース編集部)