主演俳優にいじめ疑惑→9割撮影済みドラマ降板 ジスの元事務所に制作会社が損賠請求→1.4億円支払い命令
俳優のジスが2021年、ドラマ「月が浮かぶ川」の主演を務める中、過去のいじめ疑惑が浮上しドラマを途中降板。これを受けてドラマ制作会社のビクトリーコンテンツが、当時の所属事務所であったキーイーストを相手に損害賠償請求訴訟を起こし、キーイーストへ14億ウォン相当(約1億4000万円)の支払い命令が下されたことが最近、明らかになった。
当時ドラマは、すでに6話まで放送されていたタイミングで、さらに全20話構成のうち18話までが撮影済み、再撮影は避けられない状態に。同社は急いで新たな男性主人公を探し、ナ・イヌに決定すると、全ての回を再撮影し、物語は無事に終映した。
ビクトリーコンテンツは「主演の交代により発生した追加制作費で、被害を受けた」とし、ジスの元所属事務所であるキーイーストを相手に30億ウォン相当(約3億円)の損害賠償請求訴訟を起こす。
そして7月25日、ソウル中央地裁民事合議31部は、「被告は原告に14億2000万ウォン(約1億4200万円)と遅延利息を支払うこと」とし、原告一部勝訴判決を下した。
(よろず~ニュース・椎 美雪)