ひろゆき氏、“性別騒動”選手のメダル確定に私見「女性が勝てない『女性スポーツ』ってなんなん?」
2ちゃんねる創設者で実業家のひろゆき(西村博之)氏が5日、自身のX(旧ツイッター)を更新。五輪女子ボクシングの“性別騒動”に関する自身の投稿を巡ってXユーザーとの論争を展開した。
1日に行われたパリ五輪のボクシング女子66キロ級2回戦で、昨年の世界選手権では性別適格性検査に不合格となりながら五輪出場を認められたイマネ・ヘリフ(アルジェリア)と対戦したイタリア人選手が開始46秒で棄権し、その体力差などが伝わる動画がSNSでも拡散されて話題になったことを受け、ひろゆき氏は同日付のXで「元男性の余裕勝ち。トランスジェンダーは、トランスジェンダーであって、女性ではない。女性の大会に元男性を参加させるのは、女性の機会を奪う。」などと持論を展開した。
それに対し、「ヘリフは女性として生まれたものの、染色体が男性にみられるXYである性分化疾患とみられ、トランスジェンダーではない」として、ひろゆき氏の事実誤認を指摘する意見が相次いだ。
Xユーザーから「トランスジェンダーではない方に、トランスジェンダー言うのは誹謗中傷ではないのですか?」などと指摘を受けると、ひろゆき氏は4日深夜に更新したXで「トランスジェンダーと呼ばれるのが、なぜ誹謗中傷になるのですか?中傷=他人の名誉を傷つけること。『ひろゆきは女か?』『いいえ』『ひろゆきはトランスジェンダーか?』『いいえ』 事実と違う事を言われても中傷だと感じません。トランスジェンダーを下に見てるから呼ばれたくないのでは?」と反論した。
さらに、同氏は5日未明のXで「『トランスジェンダーと呼ばれるのは社会的地位を貶めた事になる』と、言うのはトランスジェンダーに対する差別発言なのですが、自覚がなさそう、、、」と投稿。「裏金議員を犯罪者とよんで訴えられたら負けるんじゃないかな」と書き込んだXユーザーに対して、ひろゆき氏は「犯罪者と呼ぶのは、違法行為をしてるという意味なので名誉毀損になります。トランスジェンダーは、違法行為ではありません。」と改めて反論した。
ひろゆき氏の投稿に対し、フォロワーからは「論点のすり替え」「まずはご自身がXで間違った情報を垂れ流してる部分を訂正してはいかがですか?」といった指摘もみられた。
ヘリフが3日の準々決勝に勝ったのに続き、もう1人の該当者である57キロ級のリン・ユーティン(台湾)もメダル獲得を確定。ひろゆき氏は5日付Xで「男性に“勝てないから女性の大会に出る“という選択肢があるのが間違い。アメリカでは自称女性の男性器を持つ選手が女性陸上大会で優勝して女性が貰うはずだった奨学金を得たりしてます。性染色体XYで精巣がついてる選手は、テストステロン量がXXの女性より多くなるので、男性大会だけに出るべきです。」と訴えた。
さらに、同氏は「オリンピックボクシング・ブルガリアの女性選手が台湾のXY染色体を持つ選手に負けて、女性を表すXXを掲げる。表彰台はXY染色体の人が多数になる模様。99.9%以上居るXX染色体の女性が勝てない『女性スポーツ』ってなんなん?」と連続投稿した。
(よろず~ニュース編集部)