SMエンタからトロットアイドル誕生へ→TV CHOSUNとタッグ 5人グループ「T-5」プロジェクト始動
BoA、東方神起、EXO(エクソ)などが所属しているSMエンターテインメント(以下、SM)がTV CHOSUNとタッグを組み「トロット(韓国演歌)アイドル」を誕生させる。
ソウル市聖水(ソンス)洞にあるSM本社で12日、SMのタク・ヨンジュン代表、SMの子会社であるKMRのイ・ソンス代表、TV CHOSUNのパン・ジョンオ副社長、TV CHOSUN E&Mのアン・ソクジュン代表、音楽プロデューサーのチョ・ヨンス氏が集結し、トロットアイドルプロジェクト「T-5」の共同制作締結式が行われた。
この日の共同制作締結式では、両社のコンテンツ制作協力について深い議論が交わされた。名実ともにK-POPを代表する企業であるSMと、全国にトロットブームを巻き起こしたTV CHOSUNのタッグによって、これからどのような相乗効果が生まれるのか、注目が集まっている。
SM初のトロットアイドルとなるグループは、音楽番組「明日はミスター・トロット」出身歌手、K-POPグローバル練習生、俳優など、才能と素質を併せ持った5人のメンバーで構成される。さらに、韓国を代表する作曲家であり、「明日はミス・トロット」「明日はミスター・トロット」シリーズの審査員として活躍したチョ・ヨンス氏が、プロデューサーとしてグループをリードすることが決まっており、期待が高まる。
また、彼らのデビューまでの道のりを追うTV CHOSUNの番組には、メンバーの音楽面での悩みや成長が記録され、韓国と日本で放送される予定だ。9月には、TV CHOSUNで先行公開が予定されており、音楽ファンの心をつかむこととなりそうだ。
TV CHOSUNのパン・ジョンオ副社長は「韓国にトロットブームを巻き起こし、トロットの可能性を示したTV CHOSUNと、グローバル音楽産業を先導するSMが、ともに新たな文化を作り出す。業界1位同士のコラボレーションを通して、誰も取り組んだことのない挑戦により、韓国を越えて世界に進出するジャンルの誕生を期待している」と明かした。
KMRのイ・サンス代表は「K-POPはもちろん、これまでさまざまな音楽的試みを行ってきたSMが、またひとつその領域を広げる。この挑戦を、トロットの名家であるTV CHOSUNとともにできてうれしい。K-POPとトロットを融合させた、新しく斬新な音楽を届けられるだろう。個性的な5人のメンバーが生み出すストーリーも感動的だ。たくさんの応援と期待を寄せていただきたい」と語った。
SMはこれまで、クラシックレーベル「SM Classics」、ダンスミュージックレーベル「ScreaM Records」、コンテンポラリーR&Bレーベル「KRUCIALIZE」などを通して、K-POPを越えた多彩な音楽の可能性を示し、好評を得てきた。今回はその領域をさらに拡大させ、SMならではの“トロット音楽”の誕生を予告。世界中の音楽ファンから、爆発的な関心を集めている。
(よろず~ニュース特約・moca)