鳩山元首相、自民党総裁選に「派閥間抗争の様相」、立憲代表選は江田憲司氏に注目「推薦人集められるか」
鳩山由紀夫元首相が4日、自身のX(旧ツイッター)を更新。自民党総裁選(12日告示、2 7日投開票)と立憲民主党代表選(7日告示、23日投開票)について見解をつづった。
鳩山氏は自民党総裁選について「人間三人集まれば派閥ができるという。」と切り出し、「自民党総裁選はさながら派閥間の抗争の様相を呈してきた。」と指摘。「特に派閥解消を声高に叫んだ岸田首相の旧岸田派は林芳正官房長官を推すらしい。麻生派は河野太郎デジタル相を推している。口先の派閥解消ではなく、派閥による裏金作りなど弊害を徹底的に一掃することだ。」と課題を指摘した。
さらに、鳩山氏は連続投稿。同氏は「(政治学者)白井聡氏に話を聞いた。」とした上で、「日本最大の問題は税と社会保障で『五公五民』と言われるほど重い国民負担をいかに減らすかだ。立憲の代表選に有力視されている枝野氏も野田氏も財務省寄りで消費減税には消極的だ。その点江田憲司氏は国民負担増はとんでもないと発言している。江田氏が推薦人を集められるかだ。」と焦点をつづった。
立憲民主党の代表選は枝野幸男前代表と野田佳彦元首相が立候補を表明。小沢一郎氏は野田氏を支援する方針を固めたと報じられている。一方、泉健太代表、江田憲司元代表代行、吉田晴美衆議院議員も出馬に意欲を示しているが、党所属議員は136人で、立候補に必要な推薦人は20人。全員が立候補できる可能性は難しいとみられている。こうした状況の中、鳩山氏は江田氏の動向に注目した。
(よろず~ニュース編集部)