「キングオブコント」決勝10組 半数が前回と同じ顔ぶれ、連続決勝5組は最多 初決勝3組は近年異例の少なさ
日本一のコント師を決める「キングオブコント2024」の決勝進出10組が12日、同大会の公式YouTubeチャンネルなどで発表された。史上最多3139組のエントリーから勝ち上がったのは初出場3組、決勝返り咲き2組、前回大会のファイナリスト5組。近年では珍しく決勝経験組が大多数を占めた。
前回から連続で決勝に進出したのは5組(ニッポンの社長、ファイヤーサンダー、や団、ラブレターズ、隣人)。これは過去最多で、実に半数が昨年と同じ顔ぶれという結果に。なかでも、ニッポンの社長は史上初の5年連続5回目の決勝進出。前回決勝に進出した時点で「4年連続決勝」はさらば青春の光(12~15年)、GAG(17~20年)と並んで最長タイだったが、今回で単独1位となった。
最多決勝進出回数はさらば青春の光(6回:12~15、17、18年)が保持しているが、ニッポンの社長に加え、ラブレターズも5回目の決勝。2組がさらばの記録にあと「1」に迫った。ちなみに、優勝するまでにかかった決勝進出回数はジャルジャルの4回が最多。ニッポンの社長とラブレターズいずれかが優勝すれば、記録更新となる。
返り咲きの2組(コットン、ロングコートダディ)を合わせて決勝経験組は7組。これは第8回(15年)と並んで過去最多タイ。準々決勝では前回準優勝のカゲヤマや、決勝経験のあるかが屋、男性ブランコなど実力派が敗退する波乱もあったが、準決勝では経験組が強さを見せた。
その結果として、初決勝は3組(cacao、ダンビラムーチョ、シティホテル3号室)にとどまった。これは決勝進出が10組となった第7回(14年)以降では、第8回(15年)と並んで過去最少タイだ。ただ、その第8回大会は初出場のコロコロチキチキペッパーズが優勝している。ダンビラムーチョは昨年末の「M-1グランプリ」に引き続いて決勝進出。史上14組目のWファイナリストに。また、シティホテル3号室はタイタン所属で、同事務所から初のファイナリストとなった。
9年連続で審査員を務めていたダウンタウン・松本人志が活動休止中のため、審査員の顔ぶれや審査方法などにも注目が集まる今大会。決勝は10月12日にTBS系列で生放送される。
【決勝進出組】(エントリー順)
cacao(初)
ダンビラムーチョ(初)
シティホテル3号室(初)
コットン(2年ぶり2回目)
ニッポンの社長(5年連続5回目)
ファイヤーサンダー(2年連続2回目)
や団(3年連続3回目)
ラブレターズ(2年連続5回目)
隣人(2年連続2回目)
ロングコートダディ(2年ぶり3回目)
(よろず~ニュース編集部)