日本でも大きな人気を集めたNetflixドラマ「賢い医師生活」（tvN）の、スピンオフシリーズとして制作されたドラマ「いつかは賢い専攻医生活」が、韓国で発生した専攻医の集団辞職の影響で放送延期となっていたが、結局年内の放送がなくなったと14日、韓国メディアのインサイトが報じた。

　記事によると同作は、やはり大ヒットを記録したドラマ「涙の女王」の後続ドラマとして編成されていたが、最終的に年内の放映リストから除外されたという。「いつかは賢い専攻医生活」は、大好評だった「賢い医師生活」シリーズとして、制作決定当時から期待値の高い作品だった。

　しかし2024年に入り、政府の医大定員拡大方針に反対する専攻医たちが集団で辞職。多くの医療陣が現場を去り、大学病院では現在も医療空白期が続いているといい、ドラマにも大きな影響を及ぼした。

　このような状況で、医師たちの献身や苦労などを描いた医学ドラマは、ややもすると“医師美化”という批判を受けかねないため、やむなく放送を見送ることとなったようだ。

　出演には、韓国で最も注目を集めている女優のコ・ユンジョンをはじめ、映画「THE WITCH／魔女－増殖－」で主演を務めた新鋭シン・シア、カン・ユソク、ハン・イェジ、チョン・ジュンウォンが名前を連ね、関心を集めていた。

（よろず～ニュース・椎　美雪）