右腕切断の元近鉄・佐野慈紀氏「小さな傷から大きな代償を抱える事に」糖尿病の恐ろしさ改めて訴える
元プロ野球・近鉄、中日投手の佐野慈紀氏が16日、自身のブログを更新。現在の心境を明かし、改めて糖尿病の恐ろしさを訴えた。
佐野氏は昨年4月に重症下肢虚血を発症し、右足中指を切断して入院生活が始まった。糖尿病の影響で感染症が悪化したために、5月1日に手術で右腕を切断。心臓弁膜症の治療や術後の経過などをつづりながら、8月20日に退院したことを報告している。
「楽しくお喋りさせて頂きました」と、この日出演した文化放送のラジオ番組に触れながら、「少しずつですがお仕事させて頂くようになり実生活にもなれては来たようです」と退院後の生活に慣れてきた様子。それでも、「リハビリやトレーニングはしていますが弁膜症の不安はつきません。やっぱり息が切れたり疲れも溜まります」と体調の心配はあるようで、「弱音を吐いた所で変わるわけではありませんし」と続け、「とことん強がってみるハゲ親父です」と自らを鼓舞していた。
「ワシは合併症も発症して障害を抱える事になりました。自分では対策していたつもりだったんですがこの様な状況に」と記し、「重症となるまでのターニングポイントは未だわかりません。ある日突然襲ってくるのです。糖尿病の恐ろしさは罹患すると色んな弊害が起こります。免疫力や抵抗力も落ちていきます。小さな傷から大きな代償を抱える事になります」と自身の体験談を披露した。
「今は血糖値は安定していますが毛を抜く。。。イヤ 気を抜く訳にはいかないのです」と自虐ギャグを交えながら「自分は大丈夫と決して慢心せず自分自身に寄り添ってあげてください。健康意識を高めることで先の人生に輝きが増すと思っています」と呼びかけた。
さらに「もし、いま、糖尿病を抱えていたとしてもこれ以上悪くならないように体に寄り添ってほしいと願います。下を向く必要はない。笑顔を忘れずに前を向いていきましょう」とつづり、「皆さんもワシみたいにならないように。糖尿病は恐ろしい 健康第一 みんなかがや毛~!」と締めくくった。
(よろず~ニュース編集部)