ひろゆき氏、日本人10歳男児殺害で中国人への“報復”呼び掛ける声に「法治国家の一員として動くべき」
2ちゃんねる創設者で実業家のひろゆき(西村博之)氏が20日、自身のX(旧ツイッター)を更新。中国広東省深センで日本人学校の10歳男児が刺されて死亡した事件を受け、中国人への“報復”を呼び掛けるSNSの声に対し、「法治国家の一員として動くべき」として自身の見解をつづった。
ひろゆき氏は、Xユーザーによる「在日中国人の国内資産を没収すべき!」という投稿を引用し、「無関係の在日中国人に『中国人だから酷い事をするべきだ』という思想は『日本人に酷い事をされたから、無関係の日本人の子供を攻撃するべきだ』という論理と同じです。」と指摘し、「法治国家の一員として動くべきだと思うおいらです。」と冷静な対応を呼び掛けた。
ひろゆき氏の投稿に対し、一部のフォロワーから「そう言う無駄な『優しさ』が中国人を増長させたとしか思えんね」との反論もあったが、「全く仰る通りだと思う。それでは同じレベルに落ちる事になります」「あの事件で中国人憎しになってる人は男子を刺し殺した中国人と同じ域に足を踏み入れてますからね」「法治国家なんだし、実態をもって信賞必罰でいいと思います」といった同意の声が続いた。
また、ひろゆき氏は19日夜に更新したXで「中国外務省『このような案件はいかなる国でも発生する』日本人学校の児童死亡受け哀悼の意表するも動機など詳細明らかにせず」と報道内容を示した上で、「『愛国無罪』のような擁護が許される先進国はありません。法治国家では許容されませんよ。」と投稿した。
男児が18日に刺され、19日未明に死亡した事件を受け、中国外務省は19日午後に行った会見で「不幸な事件が起きたことについて遺憾と心の痛みを表明する」とした上で、事件自体は「個別事案」として「このような案件はいかなる国でも発生する」と述べた。犯人の詳細や動機などについては言及されなかった。
(よろず~ニュース編集部)