不思議すぎる!? 清掃員が24時間針を動かし続ける“人間時計”が話題 ホテルのロビーでびっくり

今年7月にJR大阪駅直結のJPタワー大阪内に開業したTHE OSAKA STATION HOTEL, Autograph Collection(大阪ステーションホテル)。今、SNS上ではそんな大阪ステーションホテルのロビーに設置された、不思議な時計がSNSで話題になっている。

2人の清掃員がゴミを時計の針に見立て、掃きながら回すことで時間を刻んでゆく。ぐるぐるとゴミを回し続ける2人の清掃員…ずっと働きっぱなしで大丈夫?一体どんな仕組みなのか?大阪ステーションホテルの広報担当者に話を聞いた。

--仕組みは?

担当者:本当に掃除している人がいるの?と混乱される方もいらっしゃるのですが、実はムービーが投影されている映像アートです。12時間かけて撮影されたものだそうで、ずっと見ていると人が入れ替わる場面もあるんですよ。トイレか、食事休憩に行かれているのかもしれませんね。

見どころは0時00分など、針が重なる瞬間。ゴミが太い一本の筋になって、そこからまた掃き掃除をしながら2本に分けていく場面が見られます。

--見た方の反応はいかがですか?

担当者:足を止めてながめたり、動画を撮る方をよくお見掛けします。「面白くてずっと見ていられる」「実写だと思わなかった」「この清掃員は24時間動いているのか?」という声もいただきます。

--どのようなコンセプトで設置されたものですか?

担当者:弊ホテルはちょうど150年前に開業した初代大阪駅の跡地に建つことから、この土地と大阪の歴史や文化を継承すべく、館内の所々に駅や鉄道のモチーフをちりばめています。その一つがこの時計です。

通常ホテルは「時間を忘れて過ごしてほしい」という想いから時計は置いていないことが多いのですが、初代大阪駅の大時計を模したアートとして設置しています。時を刻む清掃員も駅の清掃員を思わせるコンセプトに合っていました。

--時計だけ見に行くことは可能ですか?

担当者:はい。ご宿泊のゲスト以外も時計が設置されている29階には自由にお越しいただけます。かつての有人改札をイメージした楕円形のフロントや、豪華列車の食堂車をイメージしたダイニング、環状線の形を模したオブジェなど、見どころ満載ですので、ぜひ足をお運びいただきたいです。

◇ ◇

大阪ステーションホテルには他にも、昭和の新幹線内で設置されていた封筒型紙コップを使用できる水飲み場、ヘッドサインマークのピンバッチのカプセルトイなど、鉄道マニアが楽しめる仕掛けが満載。ホテルオリジナルヘッドサインマークのカプセルトイには、1日だけしか運行しなかった伝説の列車もシークレットで入っているとのこと。ロビーにいるだけで歴史と鉄道の旅に出た気分になれるホテル。ロビーまで足を運んでみてはいかがでしょうか。

(よろず~ニュース特約・ゆきほ)

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