韓国の名女優が死去、52歳 脳梗塞で闘病中…ドラマ「ザ・グローリー」ソン・ヘギョの母親役

 ソン・ヘギョが主演を務め、話題を集めたNetflixドラマ「ザ・グローリー」で、ソン・ヘギョ扮するムン・ドンウンの母、チョン・ミヒ役を演じた女優のパク・ジアさんが死亡したと30日、パクさんの所属事務所BILLIONSが発表した、52歳だった。

 同所属事務所は「とても胸が痛く、残念なお知らせをお伝えすることになった。脳梗塞で闘病中だったパク・ジアさんが本日(30日)午前2時50分、52歳で逝去した」と伝えた。

 そして「最後まで演技を愛していた故人の情熱を永遠に忘れない」「改めて故人の深い哀悼を表し、謹んで冥福をお祈りする」とコメントした。

 パク・ジアさんが生前、最後の授賞式となった昨年4月の「百想芸術大賞」では、演技への情熱を投影したかのような強烈な赤いスーツを着てステージに立ち、目を引いた。

 演劇賞受賞者として、壇上に立ったパクさんは「私について、Netflixドラマ『ザ・グローリー』のドンウンの母として記憶している方が、とても多いと思う」「実際の私は、そんなに怖い人ではない」と言い、会場を笑いに包んだ。

 そして「私は高校生の時、学芸会に出たのをきっかけに、演技への夢を育て始めた。私自身は何の役にも立たない人間なのに、(役では)ものすごく重要な人間になったかのように拍手してくれた。その瞬間、私は輝いているように感じた。あの時を久しぶりに再認識する今日この頃だ」とスピーチし、ソン・ヘギョをはじめ、現場にいた多くの俳優陣から拍手を浴びた。

 最後に「演劇界では、輝ける瞬間を待っているすばらしいアーティストがたくさんいる。彼らを見たいなら、これらの作品に注目してほしい」と舞台に対する関心を願った。

 パク・ジアさんはソウル芸術専門大学を卒業し、劇団「チャイム」で演技活動を開始。2002年に映画「コースト・ガード」でスクリーンデビューを果たし、役を問わずさまざまな作品に出演した。映画「奇談」の幽霊役、「コンジアム」の病院長の幽霊役などに出演し、シン・スティラーとして活躍した。

(よろず~ニュース・椎 美雪)

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