「うる星やつら」ラムの“生電撃ボイス”よゐこ・有野ビリビリにシビれる「骨が出た~」

 テレビアニメ「うる星やつら」展(10月2日~14日、東京・松屋銀座)の開幕を翌日に控えた1日、同会場でオープニングセレモニーが開催。同展の公式サポーターを務めるお笑いコンビ・よゐこの有野晋哉は、ラム役の声優・上坂すみれの生電撃ボイスに骨の髄までシビれまくった。

 「有野~、浮気は許さないっちゃ~ッ!!」。リクエストに応えた上坂の“生電撃ボイス”を受け止め、有野は「骨が出た~」と感極まった表情でもん絶。1981年開始の昭和版アニメで、電撃を受けたあたるの演出を口にして、感激を表現した。上坂から電撃ボイスの別バージョン、特徴的な「ちゅど~ん」の生ボイスを披露される度に嬉しそうな表情を見せた。

 1978年に「週刊少年サンデー」で連載が開始された高橋留美子氏の名作SFコメディを当時から愛好する有野。時代設定が昭和のままで描かれる令和版を、自身の子供に昭和を教えながら鑑賞していたという。展示会では2022年から今年6月まで放送された令和版の魅力が紹介される。「最初のあたるの紹介が『無類の女好き高校生』とあって、今なかなか言われへんなぁと思って。会場に黒電話の音が鳴っていたり、懐かしくて没入感がすごい」と感想を語った。同展ではスタッフの裏話などが掲出されており「今のアニメは髪の毛をなびかせてなんぼのところに、おユキさんは髪の毛を動かさない描写の難しさが書かれていました」と感心しながら鑑賞したという。

 令和版で平野文からラム役を引き継いだ上坂。「放送前に高橋先生との食事会があり、緊張してワインを1本半飲みました。酔ったらうまく話せると思いましたが、飲んでも飲んでも緊張したまま。先生はすごく優しくて、あたる役の神谷さんと一緒に頑張るぞ、と思いました」と思い出を語った。

 同展覧会は「あたると一緒にガールハント!!」をコンセプトに、個性豊かなキャラクターの紹介を中心に、昭和×令和の懐かしさと新しさが混在したTVアニメ「うる星やつら」の魅力を紹介。アニメの貴重な設定資料のほか、ラムの立体フィギュアなどが展示される。

 上坂は「アニメは『ボーイミーツガール』で完結しましたが、まだやっていないエピソードがあるので」と新展開に期待した。有野は「来ると元気になる展示会です。いろんな先生がラムちゃんを描いている色紙は、ぜひ見てほしいですね」とアピールしていた。

 同展は東京の他に京都会場(大丸ミュージアム、24年11月28日~12月21日)、新潟会場(25年4月5日~5月6日、会場未定)への巡回が発表されている。チケット等の詳細は公式サイトまで。

(よろず~ニュース・山本 鋼平)

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