チョン・ヘイン「つらかった」ブレイク当時を回顧、悪質コメントで「人が怖くて仕方なかった」

 俳優のチョン・ヘイン(36)が9日、韓国の人気トーク番組「ユ・クイズ ON THE BLOCK」に出演。突然のブレイクで戸惑ったことや、悪質コメントに傷ついた当時について言及した。

 チョン・ヘインは2014年に俳優デビュー。ドラマ「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」や「刑務所のルールブック」、映画「王様の事件手帖」などでさまざまな役を演じ、最近は放送が終了したばかりのドラマ「となりのMr.パーフェクト」や映画「ベテラン2」に出演し、活躍を見せている。

 そんなチョン・ヘインは、2018年にドラマ「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」で初主演を務め、視聴者から多くの人気を集めた。この時「31歳だった」と言い「運が良かったと思う。(ソン)イェジンさんのアシストと、アン・パンソク監督の演出があった。キャスティングされたこと自体が奇跡だった」と語った。

 まさに“チョン・ヘインシンドローム”が来た当時、チョン・ヘインは「体力的にきつかった」と告白。「準備不足の状態で注目を浴びてしまい、それが負荷になって眠れなくなり、重度の不眠症に悩まされた。ただ幸せなだけではなかった」と明かす。また、不眠症になった理由に「愛と関心を受けた経験がなかったので、強くなって、(関心に)耐えられる方法を見つける時間が必要だったと思う」と振り返った。

 さらに、悪質コメントで苦しんだ時代を回顧。「31歳って、幼いじゃないですか。だから悪質コメントを目にして、それが世界の全てだと思った」「僕はカメラの前に立たなければならないし、大衆の評価を受ける人間(職業)なのに、それが怖くてたまらない時期があった。存在そのものについて、悩むこともあった」と吐露。「家から出ず、ひきこもり生活をしていた時期もあったし、人に会うのが怖すぎて、パニック障害に似た症状も出た」と、当時は悪質コメント全てを読んでいたことを伝えた。

 そんなつらい時期を乗り越えたチョン・ヘインは現在、変化した心構えで俳優生活を送っているという。「今は、僕を応援してくれる方がいることも、嫌いな人がいることも分かっている。嫌いなら、それはどうしようもない。全ての人から愛されるのは無理ということを認知してからは、僕を愛してくれる人のために、最善を尽くそうと思っている」と打ち明けた。

(よろず~ニュース・椎 美雪)

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