紀藤弁護士、ひろゆき氏に“謝罪”の萩生田氏に「素晴らしい対応」 被害者救済に「積極的な発言」求める

 紀藤正樹弁護士が11日、X(旧ツイッター)を更新。2ちゃんねる創設者で実業家のひろゆき(西村博之)氏による旧統一教会との関係をめぐる投稿に対して「厳重抗議」と「投稿削除」を求めていた自民党・萩生田光一元政調会長の事務所が10日付Xで謝罪と事実関係の説明を行ったことについて「素晴らしい対応」と評し、さらに被害者への具体的な救済策についての発言を望んだ。

 ひろゆき氏は6日付Xで「統一教会で、教会長と一緒に信者に説教をしたり、『一緒に日本を神様(教祖・文鮮明)の国にしましょう』と言ってた自民党の萩生田光一議員が、衆院選挙で非公認になる模様。統一教会とズブズブな議員が認められないのは当然だよね。」と投稿し、萩生田氏の事務所は「事実無根の情報を含んでおり、当方の名誉を著しく毀損するもの」と厳重抗議し、「該当する投稿が直ちに削除されない場合、法的措置を含む対応を検討せざるを得ません」とポスト。それに対し、ひろゆき氏は7日付で「事実と異なる部分の指摘がないので、何を削除したら良いのかわかりません」などと反論していた。

 こうした流れを経て、萩生田氏の事務所は10日付Xで「ひろゆきさん、先日は丁寧さに欠ける投稿をしてしまい失礼いたしました。」と謝罪した上で、「ひろゆきさんの投稿に含まれていた『統一教会で、教会長と一緒に信者に説教をしたり、『一緒に日本を神様の国にしましょう』と言ってた自民党の萩生田光一議員』という記述は明らかに事実と異なります。この点に関して、当事務所はこれまで報道各社からの問い合わせに対しても一貫して否定しています。」などと具体的な説明をつづった。

 紀藤氏は、萩生田氏側のポストを引用して「素晴らしい対応です。」と評価。その一方、「ただ統一教会との関係も単に断絶だけでなく岸田政権の下で既に同団体の問題性が明らかになったのですから現実に生じた被害者救済のため被害者ともお会いになりより具体的な救済策につき積極的な発言していただきたいです。選挙区の八王子市内にも統一教会の被害者がおられます」と、被害者救済に長年取り組んできた自身の活動を踏まえて呼び掛けた。

(よろず~ニュース編集部)

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