みんなでつくる党 国政初挑戦衆院選に6人 大津綾香氏は東京9区との重複立候補「党勢拡大のための第一歩」

 みんなでつくる党の大津綾香党首(31)が14日、都内で会見し、衆院選(27日投開票)で、自身を含め6人の公認候補を発表。比例東京ブロック単独で出馬予定だった大津氏は、小選挙区の東京9区(練馬区西部)との重複立候補に変更となった。

 練馬区の江古田にキャンパスがある日大芸術学部出身の大津氏。東京9区の候補者予定者には、自民党に復党したものの無所属で出馬する菅原一秀元経済産業相(62)、立憲民主党の前衆院議員山岸一生氏(43)、日本維新の会の大河内茂太氏(53)が名を連ねる。

 菅原氏は2021年に公職選挙法違反で、罰金などの略式命令を受け、公民権停止期間が終わったばかり。裏金問題で非公認となった今村洋史氏(62)が出馬を断念し、保守分裂が避けられた選挙区だ。「日芸出身で、東京9区は(キャンパスとは)隣に分かれてしまったがなじみがある土地。本党は政治改革を柱にする党。裏金議員やわいろの議員がいるところで、訴えていきたい」と重複立候補の理由を語った。

 みんつく党は、国政選挙初挑戦となる。大津氏は「6人擁立はうれしい誤算。今回は党勢拡大のための第一歩、トライアル。参院選などを見据え、右とか左とか関係なく、若者や女性の声を反映させるため、政治参加できる場を提供したい」と意気込んだ。

(よろず~ニュース・杉田 康人)

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