立花孝志氏が兵庫県知事選参戦 N党公認候補者擁立へ 斎藤前知事の疑惑を独自調査「公正な判断県民にしてもらいたい」
政治団体・NHKから国民を守る党の立花孝志党首(57)が18日、国会内での定例会見で、兵庫県の斎藤元彦前知事(46)の失職に伴う知事選(11月17日投開票)に、党公認の候補者を擁立する可能性を明らかにした。
立花氏は「兵庫県知事選に興味はあります。誰か出したいなと思っています。世の中の注目がひとつに集まりますし、政見放送もある。メディアも取り上げてくれる。兵庫県知事選に候補者を立てた方がいいよねっていう話をしているところです」と述べた。
元NHK職員で、同局を内部告発した経験がある立花氏は「僕も内部告発をした経験がある人間。客観的に関係を取り上げる人がいいんじゃないか。NHKから国民を守る党として、内部告発者を守っていくというのは党の規約にある。内部告発をした人がちゃんとした正義があったのか、別の意図があったのかというのを、他者というか関係性がないところが答えてあげる方がいいだろう」と説明した。
会見に同席した斉藤健一郎参院議員(43)は「僕も兵庫県民で、尼崎市民。この件には注目している。既得権益を切っていくというやり方は(前明石市長の)泉(房穂)市長もそうでした。斎藤知事がああいった所に切り込まれているのは、非常に注目すべき点」とした。
一方で「良からぬ陰謀論や、都市伝説のようなこともネット界隈でささやかれている。斎藤知事の情報が、ご自身の言葉で語られているのが少なすぎる。もうちょっと多くの情報を兵庫県民の人に発信してもらうようにしていただきたいし、独自の調査もしていきたい」と、党独自で兵庫県庁の内部告発文書問題を調査するとした。
党の調査結果いかんによって、斎藤氏を支援する可能性もあるかを問われた立花氏は「NHK党として、公認とか推薦とかしても逆イメージ、迷惑になる。我々はメディア的な気持ちもある。我々から見た時に、斎藤さんのこういう情報は正しい、こういう情報は怪しいみたいなものを出した上で、公正な判断を兵庫県民にしてもらいたい。そのような参加の仕方を考えている」と、独自のスタンスを強調した。
(よろず~ニュース・杉田 康人)