宮崎謙介氏 兵庫県知事選出馬検討も断念「一身上の都合としか」内部告発文書問題で“黒幕”の存在指摘

 元衆院議員の宮崎謙介氏(43)が22日、自身のYouTubeチャンネルを配信。兵庫県の斎藤元彦前知事(46)の失職に伴う知事選(31日告示、11月17日投開票)に出馬を検討しながらも、断念したことを明らかにした。

 宮崎氏は「10月31日告示の兵庫県知事選挙ですね、真剣に立候補しようと考えておりました。ですが、一身上の都合によりまして、断念することを表明したいと思います」と述べた。

 兵庫県知事選に立候補を検討した理由として、同県庁の内部告発文書問題を挙げた宮崎氏は「私はこの3カ月間、真剣にこの問題と向き合って、本気で考えて、いろいろ自分なりに調べて、ヒアリングして取材をした。自分が考えたこと知ったこと、いろいろありますので、今回は断念しますけれども、皆さんにご報告したいと思って配信させていただいております」と経緯を説明した。

 バラエティー番組で見せる表情とは対照的に、神妙な面持ちで登場した宮崎氏は「兵庫県知事の報道を受けて、私も非常に関心を持ってコメンテーターとして問題意識を持った。Xで斎藤(知彦)知事に対する批判をしたら、多くの方から『自分で調べたのか。本当の真相を分かっているのか』とお話いただいた。私も報道しか見ていないな、と思いまして自分で取材をした」と“真相”に迫ったとした。

 宮崎氏は「取材して分かったのは、報道がすべてじゃないと思った。私は100%斎藤さんが悪いと思ったけど、そうではなくていろんな関係者がいて、斎藤さんはひとつのきっかけではあるものの、責任はもちろんあるんだけども、それだけじゃない。黒幕が潜んでいると思いまして」と踏み込んだ。

 黒幕を追及し「誰がどういうきっかけでどういう風なのかをはっきり反映させて、黒幕をあぶり出して、徹底的に処罰をしていかないといけない」と使命感が生まれたといい「それこそ、橋下(徹)とか東国原さんとか、泉房穂さんあたりの人が出てきて『改革するぞ』と言ってくれるのかなと傍観していたけど、なさそうだったので、自分が頑張っていきたいなという思いがあった」と明かした。

 宮崎氏は「ちょっと、自分自身の中でいろんなことがありまして、一身上の都合としか申し上げられないんですけど、断念せざるを得なくなったという状況になっている」とした。

(よろず~ニュース・杉田 康人)

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