日本保守党が初の議席獲得、河村たかし氏にウォーターシャワー 百田尚樹氏、連立の条件「総理の座」
ベストセラー作家の百田尚樹氏(68)が代表を務める政治団体・日本保守党が初の議席獲得を確実にした。愛知1区(名古屋市中区など)に出馬した共同代表で前名古屋市長の河村たかし氏(75)が、早々と当選確実になった。
比例近畿ブロック3位の百田氏と、同東京ブロック1位で事務総長の有本香氏(62)らが、都内で開票を見守った。河村氏の当選が伝えられると、会見場は大きく沸いた。2023年10月17日の結党から約1年。今年4月28日投開票の衆院東京15区補選以来となる2度目の国政選挙挑戦で、初の国会議員が誕生した。
河村氏の当選確実が伝えられると、百田氏と有本氏は大きく拍手。百田氏は「早くも1人当選です!国会議員第1号が誕生しました!」と、日本保守党の国会への第一歩を高らかに宣言した。
名古屋市内の選挙事務所で、当選の瞬間を迎えた河村氏は15年ぶりの国政復帰。「有頂天にならず、頭を冷やす」という思いを込めて、野外で水をかぶる儀式に臨んだ。
百田氏は「自民党は、当然誤った政策をたくさんしている。一体なぜこういう政策を行ってきたのか、そういうことを国会で厳しく質問していきたい」と予告した。
連立政権入りの可能性を記者団から聞かれると「基本的にはありません」と否定。続けて「しかしながら、条件しだい。総理は日本保守党から出しますと言ったら、そこはちょっと考えていいだろう。総理の座をくれるのなら、考えてもいい」とブチ上げた。有本氏は「まずは消費税の減税から始めていきたい」と息巻いた。
(よろず~ニュース・杉田 康人)