れいわ山本太郎代表 主治医から「死ぬ一歩手前にいた」と告げられる 衆院選開票時の体調不良を説明
れいわ新選組の山本太郎代表(49)が28日、国会内で会見し、衆院選の開票が行われた27日夜、体調不良のため会見を途中で打ち切り、テレビ各局の選挙特番出演をキャンセルしたことについて事情を説明した。
山本氏はこの日の会見の冒頭で「昨晩は失礼いたしました。体調不良ということで、会見を最後までできなかったことに対してお詫び申し上げます」と陳謝した。27日に都内で選挙戦最後の街頭演説を行った際「マイクを持った時に2回ほどふらついた。ちょっとやばいな、みたいなそういうことがあった」と振り返った。
「体調悪い状態で、そのままインタビューを続けるというのも、はっきり自分たちの政策を与えられた短い時間で明確に答えられないっていうのは、私たちにとって損失」と、番組出演をとりやめた理由を説明した山本氏は「選挙の直前、選挙後だけかなり熱く、マスコミが報道しようという姿勢になってくれるのはありがたいんですけど、それを日常的にやってもらえませんか?という思いもある」と注文もつけた。
公示日の15日未明、アナフィラキシー症状で入院。衆院選から一夜明けたこの日、病院で改めて診察を受け「主治医から、あの時は本当にまずかったんだよって言われました。アナフィラキシーでも人は死ぬし、その一歩手前にいた…っていう状態だった。甘く見ないほうがいいってことを言われました」と明かした。
山本氏は「世の中を変えることをしたい、と思ってからはずっと、自分自身のリミッターを切った状態だったので、エンジンが焦げてるってことに気づいていなかったわけですよね。そんな状態だった。ちゃんとリミッターつけなきゃいけないなって思いました」と反省した。
れいわ新選組は、公示前の3議席から9議席へと衆院での議席を3倍に増やした。山本氏は「本当は2ケタいきたかったという思いがある。でも、今の私たちの状況では、この9っていうのが最大だったんだろうというふうに受け止めたい」と躍進にも気を引き締めた。
(よろず~ニュース・杉田 康人)