ミン・ヒジン氏 アドア社代表復帰叶わず 裁判所が申請を却下 HYBE「賢明な判断に感謝」
“NewJeansの母”として知られ、アドア(ADOR)前代表のミン・ヒジン氏が、母体企業であるHYBE(ハイブ)を相手に、代表取締役選任仮処分申請を行っていたが、ソウル中央地方裁判所民事合意50部(キム・サンフン首席部長判治)は29日、この申請を却下したと韓国メディアが一斉に報じた。ミン・ヒジン氏の今後の行動に、関心が高まっている。
これに先立ちアドアは8月27日、取締役会を通してミン前代表を解任。解任の主な理由を「制作と経営の分離が、アドアの利益、マルチレーベルの原則に合致する」とした。その後、同社取締役会はキム・ジュヨンHYBE最高人事責任者を、アドアの代表に任命する。
2カ月後の10月17日、アドアが臨時株主総会を開き、ミン・ヒジン前代表を社内取締役に再任。任期は11月2日から3年と伝えられた。そんな“渦中の人”ミン氏は15日、テレビ朝日系「報道ステーション」に出演、単独インタビューを受ける姿が、韓国でも話題となった。
今回の判決についてHYBEは、韓国メディアのXsportsの取材に応じ「裁判所の賢明な判断に感謝する。HYBEは今回の決定を機に、アドアの正常化、マルチレーベルの高度化、アーティスト活動の支援に最善を尽くす」とコメントしたという。
(よろず~ニュース・椎 美雪)