国民・玉木代表 新人議員への取材規制めぐる石丸伸二氏の「受ける義務」指摘に返信「トラブルあった媒体も」
国民民主党の玉木雄一郎代表(55)が9日、自身のX(旧ツイッター)を更新。前広島県安芸高田市長で、7月の東京都知事選に出馬した石丸伸二氏(42)のポストに返信する形で、同党の新人議員に対する取材対応に理解を求めた。
国民民主党は7日、国会内で、衆院選(10月27日投開票)で初当選した新人議員の研修会を開いた。一部メディアが、研修会に出席していた鳩山由起夫元首相(77)の長男・鳩山紀一郎衆院議員(48)に取材を申し込み承諾を得ながらも、党職員に「ブロックされてしまいました」と伝えた。
玉木氏は7日、Xで「国民民主党は新人議員に限らず所属議員への取材については、取材依頼をいただき党内決裁を経た上でお受けしております。今日も再三、党職員がお願いしたにもかかわらず撮影を強行され、こういう形の報道になってしまったことは残念です。どうか、ご理解、ご協力お願いします」と投稿した。
石丸氏は8日、自身のXで、玉木氏のポストを引用する形で「お互いに職業人として最大限の配慮があるべきです。もっとも、この記事の流れだと、取材を承諾した鳩山紀一郎氏に非があるのでは?党首は経緯を把握されたのでしょうか。何より、公人は公に取材を受ける義務があるはずです。国民よりも党を優先する規定は正しくないと感じます」と指摘した。
玉木氏は、石丸氏のポストに「石丸さん、ご意見ありがとうございます」と返信。続けて「おっしゃる通り新人とはいえ公職の議員ですので、取材のお申し出に対しては出来る限りお応えすべきと考えます。一方で、過去には恣意的に切り取られたり、トラブルがあった媒体等もあり、対応は慎重に考えたいというのが本音です。伝えるべきことをきちんと伝えられるよう、党全体で取り組みを進めて参ります」と説明した。
(よろず~ニュース・杉田 康人)