39歳で急死の俳優、現場となった自宅に遺書 「太陽を抱く月」で人気、韓国芸能界から追悼相次ぐ

 俳優のソン・ジェリムさんが、39歳という若さで突然この世を去り、韓国芸能界に衝撃を与えた。そんな中で、芸能界の同僚たちの追慕が続いている。

 韓国メディアによると、ソン・ジェリムさんは12日、ソウル城東(ソンドン)区にある自宅で、心肺停止状態で発見されたという。警察によると、この日に昼食の約束をしていた友人がソン・ジェリムさんの家を訪問したところ、故人を発見、警察に通報した。現場には、遺書が残されていたと伝えられた。

 また、韓国メディアのYTNは、ソン・ジェリムさんは新たに所属する芸能プロダクションが決定した状態だったと単独で報道。ソン・ジェリムさんは昨年、これまで所属していたプロダクションとの専属契約が満了し、今年上半期はフリーで活動していたが、新たに設立されたマネジメント会社と契約を締結していたという。

 そんなソン・ジェリムさんの突然の悲報に、同僚芸能人たちは信じられないという気持ちを表し、個人SNSなどを通して追慕文を残している。

 タレントのホン・ソクチョンは、生前故人と一緒に撮った写真を掲載し「あなたのこの素敵な笑顔が、二度と見られないことを悲しく思い、お世話ができないまま、あいさつもなく送らなければならないこの状況が荒唐無稽だ」「とても申し訳ない。先輩の役割が下手だった。ゆっくり休みなさい。愛しているし、会いたいし、申し訳ない私の弟」と、つらい気持ちをあらわにした。

 また俳優のパク・ホサンは「本当におかしくなりそうだ。ジェリム、あんなに明るい君なのに、信じられない」「ごめんね、連絡もできず、気にかけることができなくて、本当に申し訳ない」とメッセージを残している。

 2022年に公開された映画「Good morning」で、ソン・ジェリムさんと共演した女優のイ・ユンジは、自身のインスタグラムストーリーズに「うそでしょ…。あなたの純粋さを覚えているのに、そこでは…たくさん、思う存分生きられることを」と哀悼の意を表した。

 ドラマ「私たちのカプスン」(2016年)で共演した女優のユソンは、「ジェリム、とても残念でとても苦しいです。どうか安らかな憩いを楽しんでほしい」と最後のあいさつをつづった。

 続いてドラマ「The Mermaid」(2014)年に共演経験のある俳優、キム・ミンギョも故人と一緒に撮った写真を公開し「ジェリム、一カ月前に舞台公演をしていると、明るい声で通話していたあなたがなぜ」「また一つの星を胸に埋めるんだな…永遠に覚えておくよ」と胸が詰まるような心境を語っている。

 ソン・ジェリムさんは1985年生まれ。2009年に映画「女優たち」で俳優デビューを果たし、2012年にドラマ「太陽を抱く月」で知名度を上げた。以降、多くのドラマや映画で主演や助演として出演。最近は10月13日まで、ミュージカル「ベルサイユのばら」に出演していた。

 故人は現在、汝矣島(ヨイド)聖母葬儀場に安置されており、告別式は11月14日昼12時からと伝えられた。

 ★「日本いのちの電話」相談窓口★

 厚生労働省は悩みを抱えている人に対して相談窓口の利用を呼びかけている。

 ◆0570・783・556(午前10・00~午後10・00)

 ◆0120・783・556(毎日:午後4・00~9・00、毎月10日:午前8・00~翌日午前8・00)

(よろず~ニュース・椎 美雪)

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