傘袋に金時にんじん植えてみた→5カ月後「すげえ!」驚愕の育ちっぷり ネット「傘袋買いに行ってくるわ」
「金時人参、収穫の朝です」と投稿され話題を呼ぶ1枚の写真、どうも様子がおかしい。土が入った容器は植木鉢でもプランターでもない。土を詰め込んだ傘袋を傘立てにさしているのだ。細長い形状の金時にんじんを育てるにはぴったりの代用方法だが、本当に育つの?投稿者のぽたろう(@HACK1136)さんに話を聞いた。
6月初旬に種を植えて5カ月あまり。11月17日に収穫を迎えたぽたろうさんはその様子を動画で公開した。それを見ると、立派な金時にんじんが5本収穫され、大きいものは根身が30センチを超えている。傘袋で育てたとは到底思えない育ちっぷりだ。味も「煮物にしていただきました。金時にんじん本来の甘みと柔らかさが備わった優しい味でした」と申し分なかったという。
ネットでは「これはいい!」「すげえ!」「こんなんあり!?」「きれいに育ってすてきですねえ」「あの高級食材が傘袋で育ってしまうなんて!」「畑やめて 傘袋買いに行ってくるわ」など驚きの声が多数寄せられている。
ぽたろうさんはアレンジ家庭菜園の様子をXで公開している。「傘袋を使った野菜栽培」は元々、ベランダで長尺ゴボウを育てるために絞り出したアイデアで、それを金時にんじんに応用したかたち。また、傘袋を横向きで使用し、リーフレタスやラディッシュ、ミニキャロットも育てたことがあるという。
傘袋を使った栽培のコツを聞くと「コツは特になく、プランターを使って育てる際と同じ感覚で大丈夫です」と意外な返答。ただ、液体肥料を注ぐ際は「間口が狭く周りに飛び散ってしまうので、水差しを使うと効率がいいです」と傘袋ならではのコツを明かした。
傘袋で多彩な野菜を育ててきたぽたろうさん。現在は集大成として“世界一長い大根”としても知られる「守口大根」を栽培中。長さ1メートル以上にもなる強敵に、2枚の傘袋を連結させることで対応。傘袋の可能性に挑んでいる。
(よろず~ニュース・藤丸 紘生)