維新・吉村洋文代表 府知事との兼任「できる」大阪軸足に党運営「意思疎通はリモートでもいい」

 日本維新の会の代表選が1日、大阪市内で開いた臨時党大会で投開票され、馬場伸幸代表(59)の後任となる新代表に、吉村洋文氏(49)が選ばれた。

 吉村氏は、有効投票数1万740票の約8割にあたる8547票を集めた。日本維新の会代表と大阪府知事、地域政党・大阪維新の会代表を兼任することになる。

 就任会見で記者団から「心身ともに負担が増えることになる。大阪に軸足を置きながら、党運営をやっていくのはできるのか」と問われた吉村氏は「できると思っていますし、やれる覚悟で立候補している。2役あるんだったら、2人分働けばいい」と自信を見せた。

 吉村氏は「一生、政治家でいようとは思っていない。人生は一回だけ。みんな寿命はあるわけで。この世に生を受けたのであれば、自分の人生の一部の期間は公に尽くそう。それで少しでも社会が良くなるんだったら、公に尽くす」と、自身の政治観を示した。

 その上で「全速力でずっと走り切るのはできないんで。政治の世界にいる期間はずっとじゃないんで、いる期間はもう、とにかく走っている。ある瞬間、バタンと倒れたら、屍として次の新しい方が踏みつけて前に進んでくれという思い。矢面に立って、とくかく走り切る」と胸中を明かした。

 「自分が大阪に、日本に育ててもらいましたので大阪、日本に少しでも返すことができるのであれば、自分の人生としては本望」と覚悟を示した。

 共同代表には、元国交相の前原誠司衆院議員(62)を推す考えを示した。新執行部の幹事長など党三役に若手を登用する考えで「適切な役割分担をしていきたい」と述べた。

 吉村氏は「僕自身は国会で活動することはできません。予算委員会、党首討論にも出られない。共同代表、党三役と十分に意思疎通しながら。意思疎通する手段はリモートでもいい。しっかり意思疎通をしながら重要な判断、決定は私自身がやる」と強調した。

(よろず~ニュース・杉田 康人)

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