アドアがNewJeansに逆訴訟「契約有効」の確認求める メンバーとの対話「まだ持てていない」

 NewJeansが11月28日に緊急記者会見を行い、所属事務所のアドア(ADOR)に対して、義務不履行などを理由に「専属契約を解除する」と宣言した。しかし、今度はアドアがNewJeansを相手に法的闘争を開始したと5日、明らかにした。

 アドアは5日午後「去る3日、所属事務所アーティストのNewJeansとの専属契約が、有効に存続することを法的に明確に確認するため、ソウル中央地方裁判所に、専属契約有効確認訴訟を提起した」と発表。

 そして「所属アーティストとの問題を、法的判断を通して解決することは望んでいなかったが、会社とアーティスト間の専属契約は、一方の主張だけで軽く解除できることではないという点を、アーティストはもちろん、さまざまな利害当事者の方々に確認する必要があると判断し、やむを得ずこのような決定をくだした」「何より、アーティストと会社間の、健全な信頼関係を基に成長して来たK-POP産業と、韓国大衆文化産業の根幹を守ろうとする判断を、裁判所から明確に求めるためである」と伝えた。

 続けて「このようなニュースをお伝えすることになり、気持ちが重いが、アーティスト(NewJeans)が、専属契約を適法に解除されたものと誤解し、現在、締結されている専属契約を違反するやり方で、芸能活動を行った結果、国内外の芸能界関係者へ、予期せぬ被害と混乱が生じることを防ぐため(訴訟に踏み切った)」と説明した。

 アドアは、NewJeansとともに歩んでいきたいという意思に「今も変わりはない」とし「専属契約の効力に関して、司法の判断を求めることとは別に、アーティスト(NewJeans)との誠実な話し合いは、必須だと考えている。アドアスタッフたちの、数回にわたる懇願にもかかわらず、アーティストたちと話をする機会はまだ持てていないが、われわれは、アーティストと弊社の間に蓄積された、不要な誤解を解消すべく、絶え間なく努力するつもりだ」「NewJeansの音楽を愛してくださる方たちへ、より良い活動で恩返しできるよう最善を尽くす。アドアとNewJeansメンバー全員が、現況を賢明に乗り越えられるよう、多くの支持と応援を送ってほしい」とお願いした。

 これらNewJeansの動きに先立ち、韓国マネジメント連合が3日、「紛争が激化し、韓国の大衆文化芸術産業にいろいろな悪影響を及ぼしている」と声明を発表。「NewJeansのようなアプローチは、韓国大衆文化芸術産業の根幹を揺るがす、非常に悪質な方法だと言える」と主張した。

(よろず~ニュース・椎 美雪)

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