どうやって折ったんだ? 初心者が丸1日かけて編み出した「折り紙の歯」にネット仰天「すごすぎ」
歯科医療機器メーカー「ヨシダ」が公式X(@yoshida_1906)で公開した折り紙作品「歯」が話題を呼んでいる。歯自体だけでなく口全体を再現したものだが、少しシュールで妙に完成度が高い。同作品を折ったのは、歯科衛生士の資格を持つ同社公式X担当。折り紙自体は初心者にもかかわらず、丸1日かけて独学で編み出したというのだから驚きだ。同担当者に制作裏話や公式Xで発信する思いなどを聞いた。
公式Xでは、同作品を「おりがみで歯を折る方法をなんとか編み出してたら、社会人の1日が終わってました」と紹介した。同担当者は「最初は『休日にデジタルデトックスをしたいな』と軽い気持ちで折り紙を始めたのですが、想像以上に時間がかかりました(笑)」と明かす。
歯科衛生士という職業柄か細かい作業は好きだというが、折り紙自体およそ10年ぶり。「歯自体の折り方は本やネットに載っていたのですが、口全体の折り方はどこを探してもなかったので」と独学で試行錯誤。「完成した時は『これだー!』って声が出るくらい達成感を感じましたし、かなりストレス発散になりました!」と振り返った。
作品を投稿すると「こんなに反響いただけると思わなかったので、本当にびっくり」(同担当者)というほど話題に。いいね数は約14万件(7日時点)にのぼる。コメントでは「すごすぎる」「素晴らしい!」「わたしもこれ作ってみたい」など驚きの声が多数。特に保育士や介護士として働く人からの「職場で使いたい」という声や、子育て中の親世代からの「子どもと一緒に折りたい」という声がうれしかったという。
今回の折り紙だけでなく、同社はXで「ポン菓子で再現した歯」や「歯を再現した弁当」など、歯にまつわる奇抜な作品を公開し続けている。その根底には「少しでも歯科啓発にお役立てできるようなものを」という思いがあるという。
同担当者は「SNS上で『歯』に関することが多くの人の目に触れることで、日本の歯科口腔意識の需要も高まればいいなと思っております。弊社のSNSが目に入り『歯科のメーカーか』『最近歯医者に行ってないな、行こう』『やっぱり歯は大切だな』と思い出してくれるだけでも本望です」と健康寿命増進のために欠かせない口腔健康管理の高まりに期待した。
なお、今回の折り紙の詳細な折り方は、Xで解説画像や動画を公開している。試しに挑戦してみたが、中盤の工程がかなりの難関ポイント。手先が不器用な記者は2度の失敗を経て、ようやくきれいに折れた。
(よろず~ニュース・藤丸 紘生)