ネットの世論操作の恐怖…映画「コメント部隊」日本公開決定!ソン・ソックが “誤報”記者役

 現代社会に潜む陰謀論「世論操作」に、強烈な疑念を提起する韓国の新たな犯罪スリラー「コメント部隊」が、2025年2月14日より、シネマート新宿ほか全国公開が決定、併せてポスタービジュアルと特報映像が解禁された。

現代社会に潜む、世論を操る<コメント部隊> その標的は、あなた自身-

 国家情報院の世論操作事件を題材にした、チャン・ガンミョン氏の同名小説が原作となる本作は、「誠実な国のアリス」で韓国社会を赤裸々かつ愉快に風刺し、映画界の次世代監督として注目されたアン・グクジン監督が、待望の9年ぶりの新作として、脚本も手がけた渾身作。社会を動かす世論の中心は、もはやマスコミではなく、SNSやオンラインコミュニティーのようなサイバー空間といわれ、フェイクニュースが社会を混乱に陥れることもある今日。そんな我々の世論が形成されるサイバー空間を「誰かが支配しているかもしれない」という現代社会に潜む陰謀論、「世論操作」に強烈な疑念を提起する、新たな犯罪スリラー映画がここに誕生した。

 主演はドラマ「私の解放日誌」で大ブレークし、映画「犯罪都市 THE ROUNDUP」などに出演する、今最も影響力のあるトップ俳優として名を馳せるソン・ソック。その他、優れた演技力で、早くから映画界の新星として注目を浴びる、若手俳優たちとの豪華共演も見どころだ。

 今回、解禁されたポスタービジュアルには、どこかを注視しながら、考えにふけっているようなソン・ソック演じる、記者役のイム・サンジンと、オンラインで世論を操作したという情報提供者に扮するキム・ソンチョル、キム・ドンフィ、ホン・ギョンの表情が切り取られ、“真実を造るのは誰だ?”というコピーが添えられている。

 匿名による、誹謗中傷や虚偽が溢れるSNSの投稿画面も相まって、社会の鏡のような物語が、展開されることが伝わってくるビジュアルに仕上がっている。併せて解禁となった特報映像では、誤報による炎上で、出勤停止となった記者イムのもとに、世論を操るという“コメント部隊”から「僕たちが工作して誤報にした」と連絡がくるシーンから始まる。どこからが真実で、どこまでが嘘かー。ネット情報は、誰かが工作したフェイクばかりなのか、はたまた現実に起こっていることなのか。

 “オンライン世論操作”という、昨今の選挙でも注目された題材を元に、これから繰り広げられる予測不可能な展開が待ち受けている、ウェルメードな犯罪ドラマであることを、予感させる映像となっている。

「コメント部隊」

2月14日(金)よりシネマート新宿ほか、全国公開

 実力はあるものの、見栄っ張りな社会部記者イム・サンジンは、大企業マンションの不正に関する特ダネ記事を出すものの、それが誤報であることが判明、停職処分となる。そんなある日、謎の情報提供者が現れ、自分のことを「ネット世論操作を主導するコメント部隊、<チームアレブ>のメンバーだ」と主張する。その情報提供者は、お金さえ払えば真実を嘘に、嘘を真実にすることができると言うが…。

監督・脚本:アン・グクジン 出演:ソン・ソック、キム・ソンチョル、キム・ドンフィ、ホン・ギョン

2024年/韓国/109分/ビスタ/DCP5.1ch/字幕翻訳:福留友子/原題:댓글부대/英題:TROLL FACTORY/映倫【G】区分

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配給:クロックワークス

(よろず~ニュース編集部)

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