小中学校教師の6割「学力の差が大きく 指導難しい」頭悩ます 「全国学力・学習状況調査」CBT化の期待
近年、多くの業界・業種で試験でのCBT(Computer Based Testing;コンピューターを使った試験方式)導入が注目されている。
小中学校向けの教材を発行する出版社「新学社」はこのほど、小中学校の教師1029人を対象に「学力調査等のCBT化と学習の結果や履歴の可視化への期待」に関する調査を実施した。
まず、自身の勤務校が「全国学力・学習状況調査」(文部科学省)以外に、学力調査や学力検査を実施しているか聞いたところ、「都道府県実施の調査を行っている」(63.1%)が最多。次いで「市区町村実施の調査を行っている」(38.5%)、「学校単位での調査を行っている」(16.3%)が続き、「行っていない」は8.0%だった。
しかし、それら全国や自治体での学力調査の結果について、過半数(55.7%)が「児童生徒の学力向上に活用できていない」と回答した。学力調査の結果が教育現場で十分に活用されていない現状がうかがえた。
児童生徒の学力向上に関する悩みでは「学力の差が大きく、一人一人に合った指導が難しい」(59.3%)が最多。次いで「学力向上に向けた効果的な指導方法が見つからない」(31.5%)、「学校全体での学力向上の取り組みが統一されていない」(24.2%)となった。上位の悩みから、個別指導の困難さを強く感じていることが浮き彫りになった。
文部科学省の「全国学力・学習状況調査」も段階的にCBT化される。これにより、これまで紙で行ってきた個別学習や試験がパソコンなどの端末で行う方法に移行される。
CBT化された場合の効果的な面では「解答にかかった時間や入力し直した回数など、これまでの紙での調査や検査では測ることができなかった情報が見られる」(43.9%)が最多。次いで「結果を即時にフィードバックできることで、児童生徒の学習意欲の向上が期待できる」(43.0%)となった。
(よろず~ニュース調査班)
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