ナンシー関の消しゴムハンコ5147点を未来へ!3Dアーカイブに向けたクラファンに著名人が続々賛同
「ナンシー関消しゴムハンコ3Dデジタルアーカイブ」のクラウドファウンデイングに、続々と支援が集まっている。
1980年代から2000年代にかけて、テレビ業界を批評した独自の切り口のコラムと、消しゴムハンコで人気だったコラムニスト、ナンシー関。30冊以上の著作を残し39歳の若さで他界。22年が経ったが、現在5000点以上の消しゴムハンコが経年劣化の危機に瀕し、3Dでアーカイブを遺すためのクラウドファウンデイングが開始され話題となっている。ナンシー関消しゴムハンコ3Dデジタルアーカイブ実行委員会の櫻岡聡さんに詳しく話を聞いた。
ーーナンシー関さんの役割、魅力は何であったと思いますか?
櫻岡:1980~2000年代の日本を代表するコラムニストで、消しゴムハンコで芸能人や社会現象を鋭く切り取るアーティストでもありました。芸能界やテレビ業界を鋭く突きつつ、ユーモアのある批評スタイルが特徴的で、現代の私たちにも通じる普遍性があるスタイルです。
ーー活動の理由は?
櫻岡:ナンシーさんが39年間で遺した消しゴムハンコは5,147点にも及びますが、経年劣化で固くなり、ひび割れや変色、デザインが判別しにくくなったものも。
ナンシーが亡くなってから22年。素材の限界を感じ、デジタルアーカイブという次世代へ新しい形での保存を決意しました。
ーー重要度の高い200点をデジタルアーカイブされるとのことですが、どうやって選ばれたんでしょうか。
櫻岡:当初の目標が300万円だったため、まず重要な200点からと考えました。具体的な作品は未定でしたが、自画像や時代を代表する芸能人、スポーツ選手、重要なコラムで使用されているものなどを検討していました。
でも開始24時間で達成。驚きと感謝の気持ちでいっぱいです。続々と支援が集まっているので、より多くの消しゴムハンコを遺すことができます。
ーー今後の目標は?
櫻岡:より多くの消しゴムハンコを保存・アーカイブ化することが当面の目標。その先に、全作品をオンラインで公開することで、誰もがアクセスできる環境を整えたいと考えています。美術館や研究機関との連携を深め、文化的価値を学術的に評価しつつ展覧会も開催したいです。
◇ ◇
SNSには、いとうせいこうさん、松尾貴史さんなど著名人からも賛同の声が。「天才の仕事が保存されてよかった」「劣化して無くなることにもナンシー関の作家性を感じるが」などさまざまな意見が集まるこのプロジェクトの今後の展開を注視したい。
(よろず~ニュース特約・ゆきほ)
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