名作「南太平洋」専科・轟主演で上演
宝塚歌劇団専科の轟悠(とどろき・ゆう)が主演したブロードウェーミュージカル「南太平洋」が19日、大阪・シアタードラマシティで初日を迎えた。
「南太平洋」は「サウンド・オブ・ミュージック」などで知られるリチャード・ロジャース作曲とオスカー・ハマースタイン二世脚本・作詞により1949年に初演。タカラヅカでは84年に上演された。
第二次世界大戦下の南の島を舞台に、フランス出身の農園主エミールと従軍看護婦ネリーの恋を描いたもの。エミール役の轟がネリー役の妃海風(ひなみ・ふう)に恋心を打ち明けるシーンでは、名ナンバー「魅惑の宵」を歌い上げるなど、往年のミュージカルらしい作品に。轟が年上の農園主役で、新進娘役の妃海をグイグイと引っ張っていた。
またビールのCMで使用され有名になった「ハッピートーク」や「バリハイ」といったナンバーが作品を彩った。