元日本代表浅野氏の娘・礼真琴が初主演
宝塚歌劇団星組新人公演「ロミオとジュリエット」が18日、宝塚大劇場で行われ、元サッカー日本代表の浅野哲也氏の娘・礼真琴(れい・まこと)が初主演した。
初舞台から5年目の礼は、本公演でもロミオの親友ベンヴォーリオに抜擢されるなど、赤丸急上昇中の男役。歌・ダンス・芝居と三拍子揃い、今回初主演とは思えぬ完成度の高い舞台作り上げ、実力派スターの誕生を予感させた。しかし落ち着いた演技とは裏腹に、終演後のあいさつでは感極まり「泣かないでおこうと思ったんですが…」と言葉を詰まらせ、初々しさをみせた。
本役のトップスター柚希礼音(ゆずき・れおん)からは「本当に細かな動きやセリフなどたくさんのことを教えていただいた」と感謝。「東京公演では、さらにランクアップした舞台をお見せしたい」と意欲を見せた。
また礼の同期で、元中日や阪神で活躍した大豊泰昭氏の娘・ひろ香祐(ひろか・ゆう)も慈愛に満ちたロミオの理解者・ロレンス神父を堂々と演じ、芝居巧者の片りんをのぞかせた。
2番手の役で、ロミオと対峙するティボルトを演じたのは野球解説者の広岡達朗氏の孫娘・麻央侑希(まお・ゆうき)。舞台映えする容姿で、押し出しのあるパワフルな演技を披露していた。