蘭寿とむ宝塚退団「幸せな思いを…」
宝塚歌劇団花組トップスター・蘭寿とむが11日、東京宝塚劇場で退団公演「ラスト・タイクーン/TAKARAZUKA∞夢眩」の千秋楽を迎えた。
公演後のサヨナラショーでは「宝塚は人生をかけた夢でした。その夢をつかみ、きょう、こんなに幸せな思いをさせていただきました」とあいさつし、ファンに感謝した。壇上には同期入団だった女優の紺野まひる(37)も花束ゲストとして登場。最後は客席に向かって、「宝塚を、花組を永遠に愛してます」と熱いメッセージを送り、18年の宝塚人生に幕を閉じた。
会見では「これからは個性や特徴を生かして、自分らしい道を探したい」と話すにとどめた。終演後には約8000人のファンが見守る中、パレード。最後まで涙を見せることなく、ファンの歓声に笑顔で応えながら劇場を後にした。