緒月、緊張の千秋楽…同期の凰稀に感謝
宝塚歌劇団宙組スター緒月遠麻(おづき・とおま)が15日、本拠地サヨナラ公演「白夜の誓い/PHOENIX」が15日、兵庫県・宝塚大劇場で千秋楽を迎えた。同公演で同期でトップスターの凰稀(おうき)かなめも退団し、本公演後には約20分のサヨナラショーも行われた。
普段から緒月と鳳稀は仲がよく、下級生の頃に「ベルサイユのばら」のオスカルとアンドレの扮装で写真を撮ったことがあった。「出来映えは余興以外の何ものでもなかった。でもその二人が本当にオスカルとアンドレをやれたなんて」と感無量で思い出の舞台を振り返った。
本拠地サヨナラ公演の千秋楽となったこの日は、朝から緊張を隠せなかった。最後のあいさつの時にも凰稀に「早くきてね」と声を掛けたほど。背中を何度も叩いてもらい、手を握ってもらい、緊張を振り切り舞台に立った。それだけに「大切な宙組のみんな、同期の凰稀かなめ、私を見つけて下さったファンの方、ありがとうございます」と名を上げて感謝していた。