タカラヅカで農民一揆!異色の作品上演
宝塚歌劇団雪組公演「星逢一夜/La Esmeralda」(~8月17日)が17日、兵庫県の宝塚大劇場で初日を迎えた。「星逢一夜」は演出家・上田久美子氏の大劇場デビュー作。江戸幕府、八代将軍吉宗の時代の小藩の藩主と支配下の農村の娘との恋、そして農民一揆を取り上げた異色の作品となっている。
トップスターの早霧せいなは夢を追う10歳から、将軍の懐刀となる32歳までを硬軟自在に演じ、芝居巧者ぶり。「もともと“和物の雪組”と言われていた組。組の伝統は流れている」と、着物の裾裁きも鮮やかに、殺陣シーンを繰り広げた。
ショーは芝居とは一転、熱いラテンの世界を繰り広げ「いまの組に勢いを見てほしい」と笑顔を見せた。
東京公演は9月4日~10月11日。