２０年の歴史に終止符が打たれた。お笑いコンビ「オセロ」の松嶋尚美（４１）が１１日、自身の公式ブログで解散を発表した。

　松嶋はこの日午後、相方の中島知子（４１）と約２年ぶりに会い、話し合いの末に解散を決めたことを明かしている。ブログには同日撮影された、オセロとしての最後のツーショットもアップされた。

　松嶋の「続けたい」という思いは届かなかった。松嶋はこれまでコンビ継続を願っていたが、中島は今月１日に放送されたテレビのインタビューで「彼女は彼女で頑張ってほしい」と、解散の意思を明確にしていた。

　松嶋のマネジャーによれば、この日の対面は人を介して実現したという。中島の休養騒動後、初めて会ったオセロは午後１時から２人きりで話し合い、午後２時２２分には「２人で出した結論です。今、解散します！！」と、２０年組んでいたコンビの終えんを発表した。

　松嶋は「今、２年ぶりに相方みっちょん（松嶋による中島の呼び方）に会いました。１時過ぎから会って、色んな話をしました。わだかまりも、休んでた間の出来事も…結構話した！！」と、初めて腹を割って２人で話したことを告白。「これからはお互い頑張ります！色々迷惑かけた皆様、応援してくれてた皆様…ありがとうございました！！オセロでした。」と前向きにつづった。

　また、ブログには「コンビ最後のツーショット（ハートマーク）」として、中島と顔を寄せ合った写真を掲載した。吹っ切れたような笑顔の松嶋に対し、中島の笑顔はいささかぎこちないようにも見える。

　オセロについては、松竹芸能が６日、中島とのマネジメント契約を解除。コンビ継続は「（松嶋と中島との）話し合いになる」とコメントした。松嶋は０７年に松竹芸能から独立しているが、コンビとしての仕事は引き続き松竹芸能の所属として行っていた。

　相方に別れを告げた松嶋はこの日午後５時過ぎ、報道陣に一礼して無言のまま都内の自宅に入った。松竹芸能の公式サイトから、オセロのプロフィルは消されていた。