俳優・田島優成（２５）が２１日、出演中の東京・新国立劇場の舞台「効率学のススメ」（９～２８日）の開演時間に姿を現さず、公演が中止に追い込まれたことが分かった。

　田島の所属事務所は「本人が昼の公演なのに夜の公演と勘違いした」と説明。田島は共演者、スタッフらに謝罪したという。

　劇場関係者によれば、田島は開演前の準備段階から姿を見せず、電話での連絡も取れなかったという。開演時刻の午後１時になっても現れず、１時１０分に公演中止が決まった。観客には「出演者が姿を見せず公演準備が整わないため」と説明したという。

　一時は失踪（しっそう）か、事故に巻き込まれたのかと憶測が飛び交う騒ぎになった。所属事務所によると、その後、関係者が田島と連絡を取ることに成功、本人は慌てて劇場に駆けつけたというが、すでに公演は中止になっていたという。

　所属事務所は「お客様ならびに共演者、関係者の皆さんに多大な迷惑をお掛けしました。本人は深く反省してます。誠に申し訳ございませんでした」とのコメントを発表。田島は今後も引き続き出演するという。

　劇場のホームページには謝罪とともに、チケットの払い戻しと振り替え案内が掲載された。