樹木希林 中島の“脱洗脳”認めず
女優・樹木希林(70)が3日、元オセロの中島知子(41)から謝罪の手紙が届いたことを明かした。中島は昨年、樹木の娘婿である俳優・本木雅弘(47)所有のマンションで家賃滞納、閉じこもり騒動を起こしていた。手紙の内容について「人に書けと言われて書いたような、ひな形どおり」だったと指摘。「(中島は)変わってない。元のまんま、という感じ」と残念そうな様子で苦言を呈した。返事を出すつもりはないという。
この日、樹木は大阪市内で、関西テレビのドキュメント番組「“家族”が別れるとき~チンパンジーと研究員の14年~」(11日午前10・50)のナレーション録音を行い、終了後に取材に応じた。
樹木によると、中島からの手紙は「数日前」に届き、手書きで、便せん1枚半につづられていた。「今、持ってますけど、お見せするとあれなんで」と文面の詳細は明かさなかったが、「『ご迷惑をおかけしました』ということだけでした」と中島の本当の気持ちや謝罪の気持ちが伝わらない淡泊な文面だったことを明かした。
樹木は「たった1行の言葉でも、その人の今の状況は見えますよ。挫折を乗り越えた達成感とか爽快感みたいなものがありませんでしたね。元のまんまという感じ」と“洗脳”は解けていないとの見方を示した。続けて、「皆さんも、正直なところ、分かってるんでしょ?」と取材陣に逆質問する一幕もあった。
3月末にテレビのインタビューを受けた中島の様子を見た松竹芸能の先輩・笑福亭鶴瓶やTKOは「まだ洗脳は解けてない」「復帰はまだ早い」と指摘していた。
また鶴瓶は「洗脳が解けてるんやったら、まず樹木希林さんのところに謝りにいかな」と呼びかけてもいた。
中島はテレビなどの取材に対し、元占い師の女性による洗脳を強く否定。4月には事務所との契約を解除し、松嶋尚美(41)とのコンビ・オセロも解散した。
樹木は、オセロ解散について「別れはいつか来るもの」と淡々と受け止め、「けつまづいても、それを肥やしにして段を上がるのが、人前に出る者の責任と思います」とぴしゃり。中島に返事を書くのか?と問われると「相手(中島)が変わったとは思わないので書かないと思う。変化がないのなら、そこには関わらない。私の存在は必要ないでしょう」と語った。