橋下市長、石原氏と“和解”強調
日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長(44)が2日、石原慎太郎共同代表(80)らとともに国会内で同党両院議員総会に出席した。橋下氏は、党勢の低迷を招いた自身の従軍慰安婦発言について「負担をかけて申し訳ない」と謝罪した。
マイクを握った橋下氏は「私の振る舞いで(維新が)苦境に立たされている。私の代表としての責任だと感じている」と沈痛な表情。それでも、4日公示の参院選に向けて、「戦は迫っている。一致団結して戦おう」と、結束を呼び掛けた。
歴史認識や憲法観をめぐり、石原、橋下両氏の間で不協和音が表面化していたが、“謝罪”が効を奏したのか、両者の間に険悪ムードはなし。肩を組みながら気勢を上げるなど、トップ同士の“和解”を強調していた。