土屋アンナと稽古参加義務の“契約書”

 女優・土屋アンナ(29)の初主演舞台が中止になった問題で、製作側の関係者は6日、デイリースポーツの取材に対して、土屋側との出演交渉時に舞台稽古参加の義務を記した契約書を交わしていたと証言した。

 製作側は土屋の舞台稽古欠席が続いたことを公演中止の理由に挙げている。契約書は、舞台稽古の日程表なども添付した内容といい、製作側は「契約違反にあたる」と主張。近く土屋側に対し、製作費3000万円の損害賠償を求める訴訟を起こす準備を進めていることも明かした。

 一方、土屋側は、原案本著者の濱田朝美さん(31)から舞台化が“無許可”である旨の相談を受け、製作側に問題解決を訴え、舞台稽古を欠席したと主張。『舞台化の許可の有無』に関して、双方の解釈、主張などは食い違ったままだ。

 この日、土屋の所属事務所は、製作側の主張について「先方がおっしゃっていること」とし、契約書に関しては「代理人の弁護士にお任せしています」と回答した。

 ▼舞台化の許可の有無について

 【製作側】 今年5月下旬に濱田さんと、濱田さんの代理人弁護士を交えて面会した際に「代理人から承諾を得た」

 【濱田さん側】 5月下旬の面会の際、製作側には「舞台化の差し止めや、異議申し立てはしない」と回答したが、「台本の内容次第では修正を求める」との条件も伝えた。(舞台稽古が始まった7月になっても製作側が濱田さんに台本を送らず、届いたのは7月27日だった)

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