日本テレビの大久保好男社長（６３）が２日、都内の同局で定例会見を行い、タレント・みのもんた（６９）次男の“コネ入社”を「正規の手続きで入社している」と否定した。１１月上旬発売の週刊誌では、みのがインタビューに応じ、同局元社員の次男について、当時の日本テレビ会長に「（就職を）頼んだ」と明かし、「（入社は）コネだと思いますよ」と発言したと報じられた。

　窃盗容疑で逮捕され、同局を解雇されたみのの次男について、一部では入社試験で名前しか書けなかった、などと報じられたことについて、大久保社長は「そんな人は日本テレビにも大学にも入れないと思う」と否定。「正規の手続きで入社している」と説明した。

　また、みのもんたが司会を続ける「秘密のケンミンＳＨＯＷ」（木曜、後９・００）の司会者交代や番組打ち切りなど社内で議論があったか問われると、「これまでと変わりはありません。制作である読売テレビの方針に従っている」と話した。

　会見では、１１月の週間・月間視聴率が全日帯で１位だったことも報告。大久保社長は「来年は３冠王を目指したい。１０月期のドラマの数字は悪かったが、いいドラマだと思っている。（来年は）“ミタ”のような高視聴率のドラマを流していきたい」と期待。最終回の平均視聴率４０％（関東地区）をたたき出した大ヒットドラマ「家政婦のミタ」（２０１１年放送）のようなドラマを生み出すことに意欲を見せていた。