高須院長「明日ママ」CM枠全部買う
日本テレビ系ドラマ「明日、ママがいない」(水曜、後10・00)のスポンサー全8社がCM見合わせを決めた件で、美容整形外科「高須クリニック」院長の高須克弥氏(69)が28日、自身のツイッターでスポンサーに名乗りを上げ、デイリースポーツの取材に「CMを流さないならスポンサーを降りてほしい。うちが全部買い取ります」と訴えた。
「明日、CMがいない」非常事態に陥ったドラマの新スポンサーに、美容整形のカリスマが名乗り出た。この日午後、高須氏はツイッターで「僕が今からスポンサーになるからしっかりやってくれ」と代理店を通して、日本テレビと電通に電話したことを明かした。
きょう29日の放送ではスポンサー8社が全てCM放送を見合わせ、ACジャパンの公共CMなどに差し替わることから、CM枠の買い取りを提案。買い取り額は「だいたい2~3億円」という。
しかし現時点で、契約中の8社はスポンサー自体を降りる意思を示さず、交渉は難航。高須氏は「次の新番組でまたCMが流せるように、枠を維持している」と内幕を明かし「それなら、このドラマが終わったら返すと言っているのに。CMは番組への支援。放送しないことで姿を見せないのはひきょうだ」と憤った。29日も交渉は続けるが、きょう放送分で計画が実現しない場合は「インパクトがなくなるので、話はなしにする」という。
高須氏は以前からボランティアで児童養護施設を支援しており、施設に光を当てた同ドラマに放送当初から「いい番組ができたな」と共感したという。その後、放送中止を求める騒動が起こったが「頑張る人たちを応援したい」とシングルマザーや施設で暮らす少年少女たちを激励する意味でスポンサーを申し出たという。
高須氏は、女子フィギュアスケートの安藤美姫選手が昨年電撃復帰を表明した時には、支援を名乗り出て話題になったが、今回は「Yes!高須クリニック」といかないようだ。