板東英二「さんまのまんま」でTV復帰

 2012年末、国税当局から約7500万円の申告漏れを指摘される騒動を起こしたタレントの板東英二(73)が、15日放送の関西テレビ「さんまのまんま」(後1・56)の収録で約1年ぶりにテレビ復帰したことが13日、分かった。司会のタレント・明石家さんま(58)から毒の効いた突っ込みを食らった板東は、つらかった謹慎の日々を振り返り「神様におきゅうをすえてもらいました」と、出直しを誓った。

 番組は12日夜に都内で収録され、昨年3月の同局のゴルフ番組以来のテレビ出演となった板東は「こんな明るいところで仕事してたんやなあ」と、感慨深げに語った。

 騒動後、釈明せず無言を貫いた結果、計8本のレギュラー番組が降板や放送休止に。収録では謹慎中「何にもすることがないんで」と自宅にこもっていたことや「日が昇るのがつらかった」と、窓をテープでふさごうとしたことを告白した。

 今年1月から吉本興業所属となった板東は、さんまに「さんま兄さんと呼べばええんかな」。毒とジョークを織り交ぜたさんま特有のイジリを浴びながら、騒動を反省し、自宅近くで少年たちに野球を教え始め、1日に100球近く投げたことを明かした。

 また、「Mr.オクレや(村上)ショージを兄さんと呼ぶのは嫌やなあ」とぼやく一幕も。プロ野球選手時代、長嶋茂雄氏(77)から意外なことで礼を言われた秘話も披露した。

 収録を終えた板東は「さんまちゃんが、僕の言いにくいことを先に言って引っ張ってくれました」と感謝。「偉そうにしていた時代もあった。神様におきゅうをすえてもらったなと思います。皆さまにご迷惑がかからないところで、一歩一歩どんな仕事でもやっていきます」と語った。

 なお、関西地区以外の放送日は未定。

 ◆経緯◆

 12年12月 個人事務所が名古屋国税局から約7500万円の申告漏れを指摘されていたことが判明。所得隠し疑惑も。

 13年1~3月 テレビ各局に事情説明を行わず、計8本のレギュラー番組が続々と降板、放送休止に。

 13年11月 謝罪会見。弁護士同伴で所得隠しなどは否定。植毛経費が経費算入できなかったなどと説明。

 13年11~12月 ナインティナイン・岡村隆史のネット番組に出演。明石家さんまのクリスマス特番に電話出演。

 14年1月 吉本興業所属となる。在阪各局に事情説明。

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